中国株の暴落はどこまで続くのか。先週の上海市場の主要指数は2008年のリーマン・ショック以来の下げ幅を記録。深●(=土へんに川)(しんせん)市場については米著名投資家が、株価下落で儲かる「空売り」を推奨して話題となっている。株高やアジアインフラ投資銀行(AIIB)を景気持ち直しに利用したい中国だが、足元は危うい。
上海総合指数は19日に6・4%下落。先週1週間の下落率は実に13%超と、リーマン級の暴落となった。同指数は2000台で停滞していた昨年秋から急騰を続け、今月に入って7年ぶりに5000を突破、年初来では約2倍となっていた
【上海=河崎真澄】中国のマクロ経済指標が軒並み低迷している。英金融大手HSBCが23日発表した中国製造業の景況感を示す購買担当者指数(PMI)は6月に49・6と、好不況の判断の節目となる50を4カ月連続で下回った。輸出入や消費、インフレ率などの指標も不調続きで、4~6月の経済成長率は四半期ベースで、6年ぶりに7%を割り込む公算が大きい。
中国の経済政策で最優先課題の雇用維持や社会安定に悪影響が出かねないとして、追加利下げなどの金融緩和や、公共事業積み増しに踏み出す可能性がある。
中国税関総署の発表によると、5月の中国の輸出は前年同月比2・5%減、輸入は同17・6%減で、輸出入ともに3カ月連続で落ち込んだ。中国自動車工業協会がまとめた5月の新車販売台数は同0・4%マイナスの190万台あまりと、2カ月連続で前年同月を下回る異例の事態だった。
経済成長に密接にリンクする消費者物価指数(CPI)も、5月に同1・2%上昇と、4月の同1・5%から減速。年間抑制目標の3%を大幅に下回り、デフレ懸念もささやかれる。鉱工業生産や電力消費量などの伸び率も低調で、中国当局の公式発表だけをみても実体経済が勢いを失っていることは明らかだ。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150620/k10010121441000.html
上海市場の株価高騰 警戒感示す声も
6月20日 6時54分
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中国では、景気の減速が鮮明になる一方で、このところ株価の上昇傾向が続いていて実体経済が振るわないなかでの株式市場の過熱に、警戒感を示す声も出ています。
中国・上海の株式市場では、代表的な株価指数が、ことしに入ってからおよそ40%上昇し、世界の主要な株式市場と比べて、上昇率が目立って大きくなっています。
個人の投資家も急増していて、ことし1月から3月までに中国で新規開設された証券会社の口座は、およそ800万に達し、上海中心部の広場では、週末になると大勢の人が株取引について議論する様子が見られます。
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