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統合失調症などのある複数の入院患者に放水したり、閉じ込めたりする虐待行為をしたとして、兵庫県警捜査1課と神戸西署は4日、監禁や準強制わいせつなどの疑いで、神戸市西区神出町、「神出病院」の元看護助手の男(27)=神戸市西区=ら6人を逮捕した。
他に逮捕されたのは、いずれも同病院の看護師で、26~41歳の男5人。
元看護助手と26歳、33歳の看護師の逮捕容疑は2018年10月31日未明、同病院の病室で、入院していた63歳と61歳の男性患者2人に対し、体を押さえ、無理やり互いにキスをさせるなどのわいせつな行為をした疑い。
さらに19年9月20日夜に元看護助手と34歳、41歳の看護師が病院のトイレで男性患者(79)を裸にし、椅子に座らせて顔に放水した疑い。同月25日夜には元看護助手と34歳、33歳の看護師が男性患者(63)を床に寝かせ、上から落下防止用の柵が付いたベッドを逆さに覆いかぶせて閉じ込め、監禁した疑い。
同課によると、全員容疑を認めている。いずれの容疑にも関わったとされる元看護助手は「患者のリアクションが面白かった」などと話しているという。
元看護助手は昨年12月、若い女性への強制わいせつ容疑で逮捕された。捜査過程で、患者への虐待の様子を収めた複数の動画が元看護助手のスマートフォンから見つかり、他の5人が浮上。いずれの動画も3人勤務態勢の夜に撮られていた。
同病院の佐伯正一事務部長は「詳細が分からないため、改めて会見を開いて話す」としている。
- 「気持ちいいか…」 患者に暴力、わいせつ行為 精神科病院の男性看護スタッフ2人
- 2018/3/26 06:05
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兵庫県加東市の精神科病院「加茂病院」で、入院している女性患者の胸を触るなどの行為を繰り返した男性准看護師(59)と、男性患者に馬乗りになって平手打ちをした男性看護師(54)が相次いで退職していたことが25日までに分かった。2人の行為について報告を受けた県加東健康福祉事務所は、病院に対して指導を行った。
同病院によると、准看護師は勤続30年以上のベテラン。昨年12月中旬以降、廊下や病室で女性患者(82)らの上着の首元を引っ張って胸をのぞいたり、胸を触ったりする行為を繰り返し、「気持ちいいか」などと発言していたという。
暴言を吐くなど興奮した患者を笑わせてなだめようとしたところ、怒声が減るなどの効果があったため、ほかの患者にも繰り返したといい、「冗談のつもりだった」と話しているという。院内の懲戒委員会で諭旨免職処分を受け、3月15日付で依願退職した。
看護師は1月22日、食堂でほかの患者のジャムとマーガリンを盗んだ男性患者(70)から取り上げようとした際、床に押し倒して馬乗りになり、平手でほおをたたいた。逃げようとする患者のほおを再びたたき、もう一度床に押し倒してほおを3度たたいたという。近くにいた女性看護師がやめるように言ったが止められず、患者は軽傷を負った。
看護師は勤続24年で病棟の主任を務めていた。病院の聞き取りに暴行を認め、3月15日付で退職した。
同病院は1953年に開院。精神科と神経科があり、約360人が入院している
- 医師が手術後、麻酔が残る女性にわいせつ疑い