https://mobile.twitter.com/molbio08/status/1545879321281056770
略
実際に感染した場合、あるいは武漢型のスパイクを体内で発現させるmRNA型生物製剤を接種した場合でも誘導される抗体は同様の分布を示すことになるでしょう。 この図を見てみると、スパイクタンパク質のRBM部分、つまりACE2受容体と結語する部分ですが、そこに変異が集中!不自然なまでの集中です
この部分は抗体が最もできやすい部分であるのと同時に、ここにできた抗体は中和活性、つまりACE2受容体との結合を阻害する活性を持つ可能性が高いため、この部分に対する抗体は治療効果が高いものと思われます。オミクロンでは、この場所に最も集中的に変異が導入されています
ほかの変異もRBDの抗体ができやすい箇所、つまり上のグラフのピークの部分にはもれなく分布していますが、475番の目盛りの左のピークだけには変異が入っていません。BA5型で問題になっている452番目のアミノ酸はこの部分に存在しており、BA5ではここも変異しています。
BA5では抗体ができやすい箇所の全てのピークに変異が導入されたことになります。つまりmRNA型生物製剤で誘導される抗体の結合部位を全て変異させているのがBA5の実態です。これが自然にできたのか人為的にできたかについては他の方の分析を待ちたいと思います。これがBA5の高い免疫回避能力の実態です
さらに気がつくのはNTDの右の部分です。ここには大阪大学の研究グループが見つけた感染増強抗体が結合します。なんとオミクロン型ではこの部分には変異が入っていないのです。そのためmRNA型生物製剤で誘導された抗体に含まれる感染増強抗体はオミクロン型でもしっかりと結合します。
つまりオミクロン型では中和抗体が結合できなくなっている上に感染増強抗体はしっかり結合できるわけです。感染増強抗体(NTD抗体)は追加接種を繰り返していくとその結合能力はどんどん高まっていき、血液中の抗体量が減衰してもスパイクタンパク質のNTD部位に強固に結合できるようになっていきます。
つまり追加接種を行うと既に中和活性を失った無駄な抗体も増えますが、NTD抗体、つまり感染増強抗体の能力が高まっていくことによって、打てば打つほど感染し、さらにはボッシュ博士の警告のように接種した人から優先的に感染しやすくなる可能性も考えられます。
ADEI、つまり抗体依存的感染増強は既におきていると考えるべきです。ここで4回目の接種をさらに行うとどうなるか。NTD抗体がさらに強化されて数ヶ月後にはさらに大きなPCR陽性者の山ができる可能性が高くなる。ここは接種にたよるべき局面ではありません。接種から治療薬重視にスイッチすべきです
接種から治療薬重視へということはボッシュ博士と同じ考えです。ここまで説明すると結論が明らかになってきます。mRNA型生物製剤の接種はオミクロンに対して効果が低いので、これからの接種は行うべきではありません。またこれまでに接種された方も追加接種はやめるのが正解です
追加接種を進めるとBA5を含む今後のオミクロン派生型の餌食になってしまいます。二回接種された方は、今後追加接種を行わず免疫力の復活を目指すべきです。三回目の接種者も同様です。略