うちの家族が学生時代に和食のマナーなどを勉強しに行ったという「つきぢ田村」
ひょんなことから当時の話をしていた矢先、こちらでランチセミナーがあるとのことで、行って参りました。
地下鉄日比谷線の築地駅からほど近く。
建物と建物の間にあって、看板がなかったら素通りしてしまいそう・・・
でも、正面玄関は趣を感じます。
セミナーはテーブル席で行われました。
内容は、ダシについて。
昆布を使ったダシ。
奥井海生堂さんは明治4年創業の昆布を専門に扱うお店。
つきぢ田村さんは、言わずと知れた老舗和食料理店。
福井県にある奥井海生堂の社長とつきぢ田村の社長はコチラ・・・
和食に欠かせないダシについて、お二方から伺うお話はとても興味深いものでした。
ダシを取るということ。
一般人にとっては、手間がかかるなぁ・・・と感じます。
でも、田村社長によると、
「昆布を刻んでおいて、水を入れた入れ物、ペットボトルでも何でもいいから、そこに刻んだ昆布を入れて一晩浸しておく。
そしたら、コーヒーのフィルターで落とせばいいの。
ペッペッペッ・・・でいいんです!」
とのこと。
一番ダシ、二番ダシ、、、なんてことは考えなくていい。
それは一昔前のこと・・・
とても心強い助言をくださいました。
ただ、素材にはこだわった方がより美味しいダシが取れる。
今回は、三菱レイヨン・クリンスイさんから発売された出汁用の浄水ポットを使って出したお水を使った昆布ダシをいただきました。
水道水、普通の浄水器、出汁用の浄水ポット。
この3種類の水に昆布を一晩浸した結果・・・
色からして違います。
オドロキ・・・
お食事の前に、これらを試飲しました。
比較して飲むと、水道水には雑な味が入っている気がします。
浄水器の水では、昆布の味が薄い。
それに比べて、専用の浄水をした水では、まろやかで昆布の味が一番強く感じられました。
いい昆布、いいお水。
いい素材を選び、ちょっと手間をかける。
これだけで、普段のお料理がちょっと美味しくなる・・・
是非実践しよう!と思いました。
さて、今回のお料理。
クリンスイのダシ専用の浄水ポットを使った水に昆布を入れただけのお出汁で作られたお料理です。
こうしたお弁当の形でお料理を出す場合、つきぢ田村さんでは、少し濃い目の味付けをするそうです。
また、お料理の熱い・冷たいにもこだわって食べてほしいとのことで、
「熱いものは熱いうちに食べて!」
としきりにおっしゃっていました。
最初に箱が配膳されたのですが、中でも出汁巻きたまごはあっつあつ♪
煮物もほどよく温かいです。
こちらはおから。
昆布ダシだけで、しかもちょっと濃い目の味付け・・・とおっしゃっていましたが、とても優しく素材の味も楽しめるお料理でした。
お料理も後半になってから、蟹真薯のお椀が出てきました。
このお汁が「アチッ!」と言ってしまいそうなほど熱々で、まさしく、田村社長の信条がこめられた一品でした。
短い時間ながらも、密度の濃いお話にお料理を楽しむことができました。
(食べ途中の全体模様)
クリンスイさんから「和食のためのクリンスイシリーズ」として3種類の浄水ポットが発売されています。
私も欲しくなりました