吉田山荘 cafe 真古館
京都市左京区吉田下大路町59-1
TEL 075-771-6125
http://www.yoshidasanso.com/shinkokan/
真如堂から京都大学の隣りにある吉田山の吉田神社に向かう途中
(ここでのんびりした為結局行けなかった。)偶々見つけた。
この表唐門は宮大工棟梁で文化功労者の西岡常一氏により
建てられた京都市内で唯一の作だそうだ。
西岡氏は奈良薬師寺再興を任され、飛鳥時代から受け継がれていた寺院建築の
技術を後世に伝える「最後の宮大工」と称された人だ。
敷地内には宮家時代に建てられた館の外観をそのまま残したカフェ真古館がある。
ご披露宴、二次会、ライブ、個展、展示会、会議セミナー等多目的に利用できる。
また1階にはオリジナル商品、京古商品を販売している。
入口の扉の硝子もお洒落でいい感じだ。
行った時はお客が一人も無く、大正ロマンが漂う空間を独り占め。
優雅な時間を心ゆくまで楽しんだ。
ここの名物、お福もちぜんざい 1,000円
ちょっと高目だがマーいいか!
黒蜜 きな粉餅。
そして女将の手になる歌がつけられているのでびっくり。
なんて達筆なんでしょう。
こちらは昭和天皇の義理の弟君、東伏見宮家の別邸として
昭和7年に建てられた、料理旅館「吉田山荘」
2012年4月に国の登録文化財建造物に認定された。
偶然にも真古館でオーダーを取りに来た方がここのオーナーで
こちらの山荘も案内してくれ、感謝、感激。
古風な玄関。左端に見えるのが銅鏡の背面文様からデザイン化したステンドグラス。
和と洋が見事に融合した建築物だ。
2階から見た山荘の庭園。本当によく手入れがされており
清澄な空間が満喫できた。右側に風情を感じる北山杉が見える。
玄関の上には長刀鉾(なぎなたぼこ)と書かれた飾り物があった。
長刀鉾は33基ある祇園祭の山鉾の一つで疫病邪悪をはらうと言われており
山鉾巡行の先頭を進む。稚児がしめ縄切りで結界を解き、
祇園祭巡行がスタートするので有名。
山荘の2階から東山連峰。手前に金戒光明寺、
そして閑静な黒谷の住宅街が見えた。