スミダマンのほのぼの奮戦記

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浦和エリア隠れた名店シリーズ ~番外編4~

2020-10-29 06:36:54 | 地元企業

釜鶴ひもの店 本店

静岡県熱海市銀座10-18

TEL 0557-81-2172

定休日 年中無休

営業時間 AM8時~PM6時30分

https://www.kamaturu.co.jp/

熱海といえば釜鶴といわれる程、親子5代・釜鶴のひものは名が通っている。

当店は江戸時代から干物屋として営業し、創業150年以上になる老舗だ。

ここが熱海銀座にある釜鶴の本店。

この本店以外に海岸支店、ラスカ熱海店、そして海幸楽膳釜つる、てんぷら鶴吉などがある。

ここで老舗釜鶴の歴史を紐解いてみる。

安政四年(1857年)まぐろ網利権の事で網元と漁民の間に争いが起こり、

釜鳴屋平七は重税に苦しむ漁民の為に、網元であるにもかかわらず、

時の代官・江川太郎左衛門へ直訴に及び、ただ一人首謀者として捕らえられ、

五年間の入牢の末、八丈遠島の途中、伊豆大島にて絶命した。

その後三十年に渡る対立の末、漁民に有利に事件は解決された。

釜鳴屋平七の三男・鶴吉は当店「釜鶴」を興し、今まで親子5代の永きにわたり御愛顧をいただいている。

店では地物を中心に常時30種類以上の干物を取り揃え、

鮮度抜群の地魚を味わう喜びを感じていただける店作りを心掛けている。

アジ、カマス、キンメダイなど地魚中心に常時数十種類以上が並ぶ干物専門店。

アジの干物は名水100選にも選ばれている富士の雪解け水である「柿田川湧水」と

天日塩のみで仕上げる無添加うす塩干物。

中骨と腹骨を取り除いた骨なしもある。

皆様の「地魚が食べたい」の声にお応えして五代目が毎日市場に足を運び、

自らの目で納得した魚だけを仕入れている。

150年の伝統を受け継いで魚さばきと天日塩を使用した、

うす塩の絶妙な塩加減はベテラン職人の手作業ならでわだ。

店の壁には前述の先祖・釜鳴屋平七の史実など釜鶴の歴史を物語る資料が額に入れられ、飾られている。

店の裏側の帳場は熊手を飾り、親子五代の伝統を守りながら、

伝統にとらわれることなく革新的な商品づくり(アンチョビ、骨なしアジ、伊勢えびの干物など)にも

取り組んでいるその姿勢の空気が流れている。

海方面と駅方面のレトロでノスタルジックな熱海銀座を歩いてみた。

昭和の雰囲気が残るこの通りも最近はおしゃれでかわいい新しいお店がたくさんオープンしているらしい。

 


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