京都市左京区吉田泉殿町38-2
TEL 075-771-0755
定休日 水曜日
創業弘化4年(1847)、日本でただ1軒の金平糖の専門店だ。
急に雨が降ってきた中、人の紹介で訪ねてみた。
来てみて思い出したが、以前TVで見た記憶がある。
金平糖は1546年にポルトガルからもたらされた異国の品々のひとつで、
中でもひときわ美しく人々の目を引いた和菓子だ。
織田信長が宣教師から贈られ、その形と味にたいそう驚いたという。
日本で金平糖が作られるようになったのは長崎を始め、京都、江戸と広まっていった。
金平糖はレシピがなく気温や気候によって蜜の濃度や釜の角度と温度、
釜で転がる金平糖の音を聞き、状態を見極めて五感を使いながら体で覚えていく一子相伝の技だ。
砂糖の金平糖が作られるようになるのにもコテ入れ10年、蜜掛け10年、20年かかる。
一種類の金平糖を作るのに16日から20日ほどかかり、
それを60種類も作っているとか。
これは大変な作業だと知った。
当店の金平糖は皇室の御慶事にも金平糖を入れられた珠玉のボンボニエールを
引き出物の一つとして贈られているそうだ。
当店は宮内庁御用達のお店ということだ。
この方が当店の女将で4代目になるとか。
とても明朗闊達な女性でチャーミングな印象を受けた。
明日、さくらもちさんが挙げたフランス領事館をアップ致しますのでお楽しみに!
明日のフランス領事館ブログは、どちらかというと領事館内にあるビストロ、「レ・ドゥ
・ギャルソン」についてになりそうです。