今回の横浜みなとみらいエリア視察研修で若干かぶったものもありますが
気になったものをピックアップして並べてみました。
キングの塔(神奈川県本庁舎)・クイーンの塔(横浜関税)・ジャックの塔(横浜市開港記念会館)は
地元では「横浜三塔」と呼ばれ、横浜港のシンボルとして長年市民に親しまれている。
都市開発が進んだことによって、周りにビルが建ち目立ちにくくなってしまったが、
建った当時は他に目立つものはなく、横浜港に入港してくる船の目印になっていた。
またキングの塔には横浜港の守り神である伊勢山皇大神宮の分霊が祀られていた。
これらの塔の愛称は入港する船の外国人船員達がトランプのカードに例えて名付けたといわれている。
また、みなとみらい地区の都市計画にも「ジャックモール」・「クイーン軸」(クイーンズスクエア)・
「キング軸」とこれらの名前が使われている。
現在ではこの三塔を同時に見ることのできるスポット(神奈川県庁の正面、横浜赤レンガ倉庫、
大桟橋、国際客船ターミナル)を全て回ると願いが叶うという。
三塔を同時に見られる場所は、いずれもみなとみらい線大通駅から徒歩10分以内の場所にあり、
現地には目印も設けられているので訪れることは比較的容易である。
三塔の建物同士も半径100mの範囲内に近接して建っている。
エースのドーム「神奈川県立歴史博物館」
旧館(1904年明治37年、横浜正金銀行として開業・国の重要文化財)を加えて「横浜四塔」とする場合もある。
(ジョーカーでないのは三塔より古く荘厳かつドームがエースのように見えるからだという。)
キングの塔 1928年(昭和3年)完成 高さ約49m
クイーンの塔 1934年(昭和9年)完成 高さ約51m
ジャックの塔 1917年(大正6年)完成 高さ約36m
みなとみらい地区にある都市型遊園地「よこはまコスモワールド」。
ここは泉陽興業(株)が経営している。
元々は1989年の横浜博覧会の開催時から大観覧車「コスモクロック21」と共に運営されていた
「コスモワールド子供共和国」という出展施設の一つで
「コスモロック21」が博覧会終了後も存続することに決まったことからコスモワールドも運営が続けられた。
その後、コスモロック21が対岸の新港地区(15街区)側に1993年3月18日に移転リニューアルオープンした。
ここコスモワールドは「ワンダーアミューズ・ゾーン」(15街区)と
「ブラーノストリート・ゾーン」「キッズカーニバル・ゾーン」(共に23街区)の3ゾーンからなる。
「ワンダーアミューズ・ゾーン」は水と緑にあふれた空間の中に、
前衛的でアートフルな建築デザインが融合した”未来の理想的な遊空間”がテーマコンセプト。
「ブラーノストリート・ゾーン」はイタリア・ブラーノ島にある
水辺のカラフルな町並みをイメージテーマに展開している。
「キッズカーニバル・ゾーン」は子供達が現実の世界を忘れて思う存分遊べるように
運河に挟まれた出島部分に子供向け遊具を集約、夢のある「おとぎの島」のイメージを追及している。
また、2020年度末の開業を目指している「YOKOHAMA AIR CABIN(ヨコハマ・エア・キャビン)」は
桜木町駅周辺から新港地区まで汽車道沿い約600mに日本初の都市型ロープウェイを運用予定。
このライトアップ(照明デザイン)は横浜ベイブリッジや東京タワー、
姫路城などのライトアップを手掛けた石井幹子が担当する。
みなとみらい地区(23街区の一部)にある周地区で
最初に整備された公園(港湾緑地)の「日の丸メモリアルパーク」(前身は三菱重工業横浜製作所)。
展示施設として帆船日本丸および展示ドック、海事博物館の横浜みなと博物館がある。
日本丸と展示ドックは国の重要文化財に指定されている。
日本丸の展示ドックとなっている横浜船渠は、海軍技師・恒川柳作が設計、1898年に竣工した。
2000年12月に国から重要文化財の指定を受け、
さらに2007年11月に経済産業省による近代化産業遺産にも指定された。
また、1930年に進水した文部省の航海練習帆船「日本丸」は1984年9月16日に退役した後、
1985年4月よりパーク内の展示ドックで浮体展示されている。
2017年9月に国の重要文化財に指定された。
そして横浜みなと博物館内の一部エリアにはサントリートリスの漫画で知られている
「柳原良平アートミュージアム」の常設展示室もある。
https://www.nippon-maru.or.jp/
横浜ランドマークタワーは横浜みなとみらい21の中核を担っている超高層ビルで
オフィスのほかホテルやショッピングモールなどからなる複合施設。
三菱地所が所有し、1990年3月20日に着工され、1993年7月16日に開業した。
70階建てで高さは296.33m。
超高層ビルとしては2014年に開業した大阪市のあべのハルカスに次いで日本で2番目に高い。
特徴的な建物のデザインはアメリカの建築家ヒュー・スタビンスによるもの。
日本丸メモリアルパークをはじめ、よこはまコスモワールド一帯の樹木に写真のように
LED照明が巻き付けられ華やかなイルミネーションが輝き、
この一帯はただでさえロマンチックな街並みなのにこの光でさらに幻想的空間を作り上げていた。
帰路、すでに夜の帳が落ちた中、真新しいビルが立ち並ぶみなとみらいエリアも美しい夜の顔が
いたるに現れてきたのを車中からパチリ。
雰囲気ありますよね!