井上しんごブログ

北九州市議の井上真吾です。何かあったらいつでもどうぞ、私の携帯電話は070-5690-1423です。😄

常任委員会報告(保育所への指定管理者導入と民営化が議題です)

2005年11月16日 | 日記
2005年10月31日

厚生消防常任委員会
○ (第一)陳情22号について伺います。いつもと変わらない場所に知ってる保育士がいなと、子どもたちは寂しがる。また以前の、この種の陳情にも卒業した子どもたちが帰る場所がない。指定管理者の選定や、民営化では先生方がガラッと変わってしまうために、多くの子どもたちや親が不安に感じている。母校がなくなってしまって寂しいことは誰にでもそうだと思います。しかも、保育所は子どもたちが通っている間だけお世話になるというものではありません。卒業しても子育ての相談などで、知っている保育士に相談することもあります。市立の保育所で地域の子育て相談もやっている。これが指定管理者の期限が切れるたびに先生が変わるかもしれないという不安がこれからもずーと続いていくことになる。5年後も、10年後も、15年後も、市民の声を無視するつもりでしょうか。保育所に営利団体でも、株式会社でも何でも選定できる、指定管理者を導入することに対する不安の声、これまで完全に無視をしてきている。どう答えていくのか。お答えください。
○ (第二)福岡市では、保育所など専門的な経験と知識が特に要るような施設では、特命で、管理者を限定している。本市でも、市長の判断で特命できるようになっている。福祉施設などは、選定できる法人を限定することや、とりわけ利用者の声で、特に変えてほしいという声がなければ、引き続き特命でやってもらうなど、改善すべきと思います。特に今回、変えてほしくないという声が、2000人近くからも寄せられている声に真摯にこたえる必要があるのではないか。どうですか。
○ (第一)陳情23号について伺います。先日、一枝保育所に行って、色々と話を伺ってきました。真横に公園があり、ちょっと行けば、夜宮公園や金比羅山も近くて保育園としてほんとにいい場所だなと感じました。先ほど陳情者も言われたように、公立の保育所の保育士は教育がしっかりされていて、経験が豊富とありましたが、これは民間と公立の保育士の研修時間や、勤続年数をみても否定できないと思います。そうした保育の質を考えて、あえて公立保育所を選ばれる方もいます。これは本市としても、日ごろから無駄使い行政などと、批判をされる中でも大変評価すべきことだと思います。これはまさにいい保育を求める市民と、職員、自治体の努力のたまものです。しかしこれを市があえて、コスト論を持ち出して廃止する。まったく、市民のニーズに答えていません。多様化する価値観や、いい保育をしてほしいと願う共働き世代に経験豊かな公立がいいという人もいる。しかし、市のプランで公立をがむしゃらに廃止していくと、公立がいいと言う市民のニーズを一方的に切り捨てることになるのではなでしょうか。選択の幅を広げることも、安心して生み育てられる環境作りです。一方的に市民から見た保育環境を切り捨てるプランを見直す必要があると考えます。どう市民の声をプランに加えるのか。
○ (第二)新築建て替えを前提に廃止するとしていますが、これまでにやっていたような、市が建て替えて、移譲するやり方ではない。移譲して後は事業者が行うというもので、ある意味、事業者任せになっています。市の責任でい行っている北方保育所の建て替えも、国の補助金が思うように下りずに、年度をまたいで、遅れています。国の補助金が希望どおりに下りるのか。また希望どおりに補助金を受けた場合でも、少ない補助金だけでは建て替えることはできません。今回、引き継ぐことになった福祉事業団もかなりの財政的な負担をしなければなりません。これまで市の委託費の範囲内でやってきた事業団に委託費を超える負担ができるのか、疑問です。資金負担の担保をどう考えているのか。