びわ湖・勝手気ままな日々!

温故知新!大切ですね、次代に生きる方々の知恵と活力となります。令和時代を健康で楽しみましょう。

1部の彼ら、先生の卵をからかって来たのです! 私に鞭打ってくれた人々ー7

2019年05月04日 | 1歩前へ踏み出す!


6 ラクビーボール枕の竹村君 

 物事は ”最初が肝心 ”と言われる。教師生活17年を過ごし、殊の外府立東宇治高校においての10年間の満足度が大きく、自信を胸に三校目に当たる教育大学附属高等学校のスタートに、何と不覚にも急性A型肝炎に見舞われ約1ヶ月半入院を余儀なくさせられたのである。確か5月5日の太陽が丘運動公園陸上競技場での対兵庫高校戦の兵庫県の関係役員との御苦労さん会の席上でたった一杯のグラスビールが飲めない、飲みたくない異変、解散後にトイレで真茶色の尿!にびっくり、熱っぽい身体を感じながら帰宅、JR石山駅前の内科へ受診!即刻、滋賀病院へ緊急入院を指示され、入院! 4月に転勤して5月5日に入院、1月半の入院、退院後養生と学校夏季休業のため、学校側の配慮を頂き、結局、学校復帰は9月1日となった。つまり、附属高校での教員としてのスタートは誠に情けないスタートとなった。こんな訳で、”最初が肝心 ”のセオリーが完全に崩れ落ちたのであります。
 そんなややこしい出発の、上級生の体育実技での一コマが今回の話であります。
球技ラグビーの授業、開始の整列時に整列しないで、楕円のラクビーボールを枕に寝ている生徒がいた。明らかに私が試されているのた!!その生徒は 名うての 附属高校落ちこぼれ生徒として、他の多くは、彼のやんちゃには手を焼いている雰囲気であった。その状態を理解しながらとはいえ、その局面から、どうして切り抜けるかを、彼以外は気にしていると言う風である。馬鹿な生徒に大きなエネルギーを消耗するのも、それこそ馬鹿らしい。つまり、窮地をいかに切り抜けるかを見守っているのです。結論は バツ悪い雰囲気で、てきぱきと動き力量のある生徒の後ろから、鈍な動きで後からついて動く状態になったので、私は、その生徒に、授業のペースを乱されずに 勝った!のでした。
 陥る2つの間違いで、以後の対生徒との関係が往々にして決定づけられる事を、これまでも幾つもの事例を見てきているので余程注意しなければならない。馬鹿な生徒に乗せられる事の無いようにする事である。1つ目の間違いは、ラグビーボールを枕に寝ている明らかに授業つぶし生徒に長く関わらないことと、堂々と本来のやるべき授業をしっかりと展開する事である。2つ目の間違いは、虫けら同然の馬鹿な行為と受け止めていながら、虫けらのように扱うと、馬鹿な生徒の思う壺で、教師は冷静でそんな行為をしてまでも皆からの気を引こうとしている情けない立場の精神状態を哀れみ、その馬鹿な生徒の傷口を見て見ぬ振りをして、何にも無かったように、以後も他の生徒と同様に対応していくと間違いを大きく、傷口を化膿させることなく今後についても、決して安定とまで言えないが微妙な安定バランスを保てるのでは無いかと思われる。
 附属高校のボス的体育教師のF氏なら、生徒を一時集合状態で待機させて於いて、馬鹿な生徒を引きずって校舎の陰へ連れて行き、人目につかないところでお仕置きをして、何も無かったかのように、授業をはじめるのであります。
 つまり、他の生徒に見せないで善悪を明確にして、馬鹿で、情けない心のあり方に、ダメ出しをして、しかも、その現場を他にさらさないこと、がポイントとなること、これを私は学ばして頂いたのであります。T君今もラグビーボール枕を果たして覚えているだろうか?

 

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