
ハーレムの闘う本屋さんの本は、すばらしく良かった。この本は、この頃新聞に書評がでているし、今年の高校生の課題図書になっている。
1939年にニューヨークの7番街(ハーレム)に、「ナショナル・メモリアル・アメリカン・ブックストア」という本屋ができた。なんとここは、黒人が書いた黒人についての本しか置かない本屋なのだ。
この時代、黒人はたくさんの差別を受けていて、教育を受ける機会も少なかった。(バスの中の座席の差別に対するロウザ・パークス事件は1955年のことだ)
本は売れない。ルイス・ミショーは、手押し車に本を乗せて、呼び声を出しながら、売って歩く。自分の店に、過激な張り紙をたくさん張り出す。店の前で、木の箱の上に乗って、本を読むように演説する。
店に入ってきた客には声をかけて、名前をきき、話をする。サロンのようであったそうだ。
本をじっくり読みたい客には書斎で読ませる。この、本の売り方というか、客の取り扱い方に、見るべきものがある!
行政側の圧力によって、1974年にこの本屋は閉店する。
すばらしい本屋だったのは、読んだだけで分かる。
図書館で、借りてきた。もう一冊借りたのは、
「コロボックル絵物語」、有川浩作、村上勉絵、講談社。
佐藤さとるが書いていた作品を、有川浩が引き継いだもの。
写真はモカチーノ
さんのランチ。かた焼きそばか、中華丼というので、中華丼にしてもらった。キュウリの塩もみ。もやしの味噌汁つき。
高知の知人が送ってくれたナスとシシトウとピーマンを煮て、毎日食べ続けている。
黄色いふちどりの皿に乗ったのは、セロリと卵のチャーハン。