日常に倦んできたのでブログを書きます。
あっという間に10月になりましたね、というか10月も終わろうとしていますね。
金木犀の小さな花は道端にどんどん散り落ちて、掃除の人が掃きまとめて捨てていました。
秋が我々の身体を通過し、ほどなく冬がやってきそうです。
もっと秋が続いてほしい。栗ご飯、まだ1回しか食べてないのに。
今年はいくつか旅行に行っていて。
春頃には伊勢に行きました。志摩スペイン村と鳥羽水族館、伊勢神宮に行きました。
スペイン村は思っていたよりもずっと楽しかったです。売店のチキンやピザはすごく美味しいし、人が少ないので目玉のアトラクション「ピレネー」にもほとんど並ばずに乗れました。伊勢神宮は厳かでしたが、私が田舎出身の人間だからか、うちの地元もこれくらい田舎だが?と謎に田舎マウントを取る気持ちになりました。伊勢うどんは、まあ…もういいかな…という気持ちです。赤福が美味でした。
夏には八丈島に行きました。島に友人がいるので、あちこち案内してもらって。
島は良いですね、わかりやすく非日常を味わえて。八丈富士も綺麗でしたし、空間舎のかき氷が美味でした。海も良かったです、そのへんを泳いだらイカやウミガメがいました。あとは温泉にいくつか入りました。夕日が海に沈んでいくのを見る瞬間、切ないですけどとても好きです。島オクラを食べ、しいたけを食べ、島焼酎を飲みました。仕事の都合でそこまでのんびりできませんでしたが、非常によき時間でした。また島に行きたい。次は大島か青ヶ島を狙っています。
この前は滋賀県に行きました。嫁の趣味に付き合って、自転車で琵琶湖を一周しました。
北湖と南湖を合わせて200㎞の道のり、大変でした。臀部が非常に痛かったです。初日は雨が降って、視界は悪いし車はスピード出して危ないしでひやひやしましたが、2日目、3日目はそこまで天気も崩れず。基本的に質素な旅行で、2日目だけ贅沢して近江八幡でしゃぶしゃぶを食べました。近江牛ももちろん美味しかったし、バウムクーヘン豚が非常に美味でした。
私の好きな芸人、ダイアンがCMをしている近江ちゃんぽんも食べました、ゴイゴイスーでした。酸味があるものが好きな私にとっては、途中でお酢を入れるシステムが喜びに満ちたものとなりました。ぜひ関東にも上陸して欲しい。以前東久留米あたりに出店したけど潰れちゃったみたいですね、悲しい。
あとは木之本駅周辺にあった「つるやパン」というパン屋が最高でした。サンドイッチ、サラダパン、いずれも美味しくて気に入り、後日通販でラスクとロゴ入りTシャツまで買ってしまいました。どうやら渋谷のヒカリエで毎月末の土曜日につるやパンを売っているようですので、今度買いに行こうかと思います。サンドイッチのあの味をもう一度堪能したい。
それから。米原駅のおみやげコーナーではかなりの「無」を感じました。自分の地元の駅の方がよっぽどお土産あるのだが…きみ本当に新幹線が止まる駅なのか…?
旅行くらいしか日常を打破する手段がないような気もしています。
週6日労働しており、ピアノも練習したいしラジオを聴きながらジョギングしたいし、中国語も勉強したいし料理の作り置きをしたいし酒も飲みたい。欲望が渦巻きます。そう考えると日曜日になかなか出かける元気もなくって。だらだら過ごしているうちに夕方になっているのです。まとまって休みが取れそうなときにぱーっと休んで遠くに行って、気晴らしをしています。そうしてまた虚無の漂う日常に戻ってきます。永劫回帰(©ニーチェ)や。
とはいえ。
日常がそこまで窮屈でつまらないものでもありません。ちゃんとごはんを作って食べて、楽器を練習して手ごたえを感じて、ときおり酒を飲んで。仕事でも、上の人たちの対立に巻き込まれたり、後輩のやらかしの後処理をしたりしていますが、嫌なことばかりではないし、手ごたえを感じることもあります。給料増やしてくれよ、とは大いに思いますけれど。
このまま一生過ごして死ぬのか?という気持ちがよぎらないでもありません。仕事をして、趣味や運動をして、ときどき旅行をして…まあまあ楽しく生活できている方ではないか、とさえ思います。他の人たちがどうかはわかりませんが。何が不満というものでもないです。将来に対する唯ぼんやりとした不安(©芥川龍之介)があるだけです。
不安は人間の原動力、パワー!(©なかやまきんに君)
短期的な目標はいくつかあるのですが(バッハの「目覚めよと呼ぶ声あり」「イギリス組曲」を弾けるようになる、積読を読む、料理の上達)、もう少し長い目で見たときの目標を考えていく必要がありそうです。金貯めたいとか、楽したいとか、それ以外のね。まあ、ぱっと思いつくのは学会での発表かなあ。しかし変化球のような臨床をしているので、リジェクトされないか不安ですね、と出す前から不安になってどうすんのってね。運動不足の嫁が琵琶湖一周したいとチャレンジしているので、私も見習わなくてはです。
―我が臆病な自尊心と、尊大な羞恥心との所為である。己の珠に非ざることを惧れるが故に、敢えて刻苦して磨こうともせず、又、己の珠なるべきを半ば信ずるが故に、碌々として瓦に伍することも出来なかった。(©中島敦)
そうならないように、自分のできることを着実にやっていきたいし、困ったことがあると他人に頼りたいし、友達とも切磋琢磨していきたいですね。そんなわけで11月は中国地方に行きます。旅行に行き過ぎでは。お金が溜まらないわけだよ!!永劫回帰や!!!!!
あっという間に10月になりましたね、というか10月も終わろうとしていますね。
金木犀の小さな花は道端にどんどん散り落ちて、掃除の人が掃きまとめて捨てていました。
秋が我々の身体を通過し、ほどなく冬がやってきそうです。
もっと秋が続いてほしい。栗ご飯、まだ1回しか食べてないのに。
今年はいくつか旅行に行っていて。
春頃には伊勢に行きました。志摩スペイン村と鳥羽水族館、伊勢神宮に行きました。
スペイン村は思っていたよりもずっと楽しかったです。売店のチキンやピザはすごく美味しいし、人が少ないので目玉のアトラクション「ピレネー」にもほとんど並ばずに乗れました。伊勢神宮は厳かでしたが、私が田舎出身の人間だからか、うちの地元もこれくらい田舎だが?と謎に田舎マウントを取る気持ちになりました。伊勢うどんは、まあ…もういいかな…という気持ちです。赤福が美味でした。
夏には八丈島に行きました。島に友人がいるので、あちこち案内してもらって。
島は良いですね、わかりやすく非日常を味わえて。八丈富士も綺麗でしたし、空間舎のかき氷が美味でした。海も良かったです、そのへんを泳いだらイカやウミガメがいました。あとは温泉にいくつか入りました。夕日が海に沈んでいくのを見る瞬間、切ないですけどとても好きです。島オクラを食べ、しいたけを食べ、島焼酎を飲みました。仕事の都合でそこまでのんびりできませんでしたが、非常によき時間でした。また島に行きたい。次は大島か青ヶ島を狙っています。
この前は滋賀県に行きました。嫁の趣味に付き合って、自転車で琵琶湖を一周しました。
北湖と南湖を合わせて200㎞の道のり、大変でした。臀部が非常に痛かったです。初日は雨が降って、視界は悪いし車はスピード出して危ないしでひやひやしましたが、2日目、3日目はそこまで天気も崩れず。基本的に質素な旅行で、2日目だけ贅沢して近江八幡でしゃぶしゃぶを食べました。近江牛ももちろん美味しかったし、バウムクーヘン豚が非常に美味でした。
私の好きな芸人、ダイアンがCMをしている近江ちゃんぽんも食べました、ゴイゴイスーでした。酸味があるものが好きな私にとっては、途中でお酢を入れるシステムが喜びに満ちたものとなりました。ぜひ関東にも上陸して欲しい。以前東久留米あたりに出店したけど潰れちゃったみたいですね、悲しい。
あとは木之本駅周辺にあった「つるやパン」というパン屋が最高でした。サンドイッチ、サラダパン、いずれも美味しくて気に入り、後日通販でラスクとロゴ入りTシャツまで買ってしまいました。どうやら渋谷のヒカリエで毎月末の土曜日につるやパンを売っているようですので、今度買いに行こうかと思います。サンドイッチのあの味をもう一度堪能したい。
それから。米原駅のおみやげコーナーではかなりの「無」を感じました。自分の地元の駅の方がよっぽどお土産あるのだが…きみ本当に新幹線が止まる駅なのか…?
旅行くらいしか日常を打破する手段がないような気もしています。
週6日労働しており、ピアノも練習したいしラジオを聴きながらジョギングしたいし、中国語も勉強したいし料理の作り置きをしたいし酒も飲みたい。欲望が渦巻きます。そう考えると日曜日になかなか出かける元気もなくって。だらだら過ごしているうちに夕方になっているのです。まとまって休みが取れそうなときにぱーっと休んで遠くに行って、気晴らしをしています。そうしてまた虚無の漂う日常に戻ってきます。永劫回帰(©ニーチェ)や。
とはいえ。
日常がそこまで窮屈でつまらないものでもありません。ちゃんとごはんを作って食べて、楽器を練習して手ごたえを感じて、ときおり酒を飲んで。仕事でも、上の人たちの対立に巻き込まれたり、後輩のやらかしの後処理をしたりしていますが、嫌なことばかりではないし、手ごたえを感じることもあります。給料増やしてくれよ、とは大いに思いますけれど。
このまま一生過ごして死ぬのか?という気持ちがよぎらないでもありません。仕事をして、趣味や運動をして、ときどき旅行をして…まあまあ楽しく生活できている方ではないか、とさえ思います。他の人たちがどうかはわかりませんが。何が不満というものでもないです。将来に対する唯ぼんやりとした不安(©芥川龍之介)があるだけです。
不安は人間の原動力、パワー!(©なかやまきんに君)
短期的な目標はいくつかあるのですが(バッハの「目覚めよと呼ぶ声あり」「イギリス組曲」を弾けるようになる、積読を読む、料理の上達)、もう少し長い目で見たときの目標を考えていく必要がありそうです。金貯めたいとか、楽したいとか、それ以外のね。まあ、ぱっと思いつくのは学会での発表かなあ。しかし変化球のような臨床をしているので、リジェクトされないか不安ですね、と出す前から不安になってどうすんのってね。運動不足の嫁が琵琶湖一周したいとチャレンジしているので、私も見習わなくてはです。
―我が臆病な自尊心と、尊大な羞恥心との所為である。己の珠に非ざることを惧れるが故に、敢えて刻苦して磨こうともせず、又、己の珠なるべきを半ば信ずるが故に、碌々として瓦に伍することも出来なかった。(©中島敦)
そうならないように、自分のできることを着実にやっていきたいし、困ったことがあると他人に頼りたいし、友達とも切磋琢磨していきたいですね。そんなわけで11月は中国地方に行きます。旅行に行き過ぎでは。お金が溜まらないわけだよ!!永劫回帰や!!!!!
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