砂漠の音楽

本と音楽について淡々と思いをぶつけるブログ。

「ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド」

2018-11-19 17:52:18 | 日本の音楽

初めて作った雑コラ

完全にブログの更新が停滞していました。
仕事が忙しかったのか?ネタが切れたのか?
いいえ、これもひとえにゼルダのせいです。

というわけで本日は平成最後の時間泥棒こと、「ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド(通称、BotW)」について。2017年3月に任天堂から発売。本シリーズ初のオープンワールドを謳っています。オープンワールドって何?という方にざっくり説明すると「へぇ、ずいぶん広いんだぁ…ゼルダのマップ...///」ってことです。わかるかい?(正確に言うと、細かいマップ移動を挟まずに広大なフィールドを駆け巡ることが可能な世界のことです。わかるかい?)

このゲームについて。端的に言ってめちゃくちゃ面白いです。従来のゼルダと同じく、謎解きメインのアクションRPGですが、アクションや謎解きが苦手な人でも色々抜け道が用意されていて、その作り込みがすごい。初ゼルダの人でも十分楽しめるのではないかな。
「こんなに真剣にゲームしたのいつ以来だろう」そう思うくらいのめりこんでしまいました。いや実際、こんなに熱中したのは私としてはFF7以来でした。熱中のあまり夜更かしし過ぎて、仕事に1回遅刻しました(ダメ人間)。


本作を手に取ったのは10月の上旬。以前ここでも紹介したUndertaleをクリアして、次何をやろうかなと某ヨドバシを徘徊していたところ、このソフトを発見。長らくやっていなかったゼルダ、今更だけど久しぶりにやってみようかな、と思って買って帰りました。気づいたら日付が変わっていました。
もうね、面白すぎた。発見と達成がこまめに繰り返されて、もっと次が気になる、この次はいったいどうなるんだろう?そう思わせるギミックが多く、やめるタイミングがわからない(だから遅刻したんですが)。

それからの1ヶ月半、およそゼルダのことを考えて生きていました。用事のない休みの日は朝から晩までゼルダをやるし、平日も時間に余裕がある時はゼルダをやって、空いている時間の大半を費やしたと思います。なんならゼルダの合間に生活していました。
そんな生活をしている人が、まともな精神を保てるはずがないですよね。だんだん頭がおかしくなってきて、壁を見たら「登れそうだな…」とか、虫が飛んでると「素材になるかな…」と自然に考えるようになってしまって。祠はたくさん見つけたけれど、現実をかなり見失っていました。最近ようやく正気を取り戻し、走っているときにスタミナ管理を考えなくなりました。

とにかくものすごく面白かったので、興味がある人はぜひどうぞ。その際、ある程度の時間を確保できる状況でプレイすることをお勧めします。そうじゃないと本当に大変なことになります。仕事に遅刻して怒られます。空気が読めないことに定評がある私も、「ちょっとゼルダが面白すぎて…」とはさすがに言えませんでした。


一応音楽のブログなので、ということで今日は本作の音楽について書きますね。え?取って付けたようだって?はーもうゼルダのことで頭がいっぱいで何も聞こえまえせーん!!!

今作は音楽が挿入的だったり、後ろで薄く流れたりする場面が多く、普通にプレイしている分にはあまり意識することがないのでは、と思います。よく耳にするのはフィールド曲、村、祠くらいでしょうか。ゲームオーバーの効果音はよく聞いたけど!以下結構いいな~と思った曲。

通常戦闘曲。比較的強い敵でも同じ曲なのですが、後半になるにつれて盛り上がっていくのがいいですね。雑魚敵だとすぐに終わるけれど、強敵だと長引くことを演出しているのでしょう。

【ゼルダの伝説BotW】戦闘曲 BGM


砂漠の中ボスとの戦闘曲。低音の弦楽器が細かく刻んでいるからか、疾走感があります。そして攻撃を当てたタイミングで急に1分28秒以降の曲調に変わります。このシリーズが以前取り入れたインタラクティブなBGMというやつですね。この盛り上がりが実に格好いい。

【ゼルダの伝説BotW】モルドラジーク戦【OST】


ラストダンジョンの曲。ここでメインテーマが流れる演出も憎い。今まで全然流れてなかったから「お、今作では流れないのかな?」と思っていたら、最後の最後に持ってくるという。しかも微妙に不協和音を入れたり、リズムを外したりして不気味さを表現しています。こういうの、嫌いじゃないよ。

【ゼルダの伝説BotW】ハイラル城【OST】



全体的にBGMは薄味。でもそれが気にならないくらい、探索だったり謎解きだったり、他に注意を向けるべきところが沢山あります。だからこそ、敢えて邪魔にならない程度にしたのかな。なんていうか、肉に下味付けるために塩コショウを振るのと似ている。その味がメインではないけれど、あるかないかで全然違うという具合に。手抜きってわけじゃないんだよ、最高級の下味がついているんです。


余談
1ヶ月かけてクリアしたのですが、エンディングもさっぱりしていてよかったです。ストーリーが薄い、という評判も目にしましたが、あまり詰め込むとテンポが悪くなるのであれぐらいの方がいいのでは、と個人的に思います。ただでさえワープの際のロードの時間が長いので。それがもう少し短かったらもっと快適だったかな。あ、でもそうなるとますますやめるタイミングがわからなくなって、遅刻が1回ではすまなかったかもな…ははは…。