やったね!(本当にやった)
上半期のまとめみたいな事務作業で忙殺されている。
「忙殺」と言っても、休日出勤やハイパー残業があるわけではない(まあ週6日働いているけど)。
ごはんも食べているし、夜もちゃんと寝ている(まあ週6日以下略)。
なので、読んでいる方は「その程度で大げさな」と思うかもしれない(まあry)。
しかしながら。
私は事務作業が、こまごました作業が心底苦手なのである。
忌み嫌っていると言っても過言ではない。
大学の履修登録で必修を登録し忘れ、呼び出しを食らったこともあれば
旅行の日付を勘違いしていて、思っていたよりも一日早くベルリンに着いたり
財布を人生で6回くらい落としたり、ウィーンでパスポートも落としたり
落とした財布を受け取りに行った警察署でカードを落としたり
無くしたと思って一生懸命探した書類が、ひょっこり鞄から出てきたり…。
このように、うっかりエピソードを挙げれば枚挙に暇がないのである。
これで許してくれている家族には、申し訳なさと感謝でいっぱいである。
失敗を繰り返しているので反省してないように見えるかもしれないが、迷惑をかけている自覚はめちゃくちゃある。
私だってミスをしたくないのだ、本当だ。
冷や汗をかきながら鞄の中身をあさったり、冷や汗をかきながら大使館に連絡したりしたくないのだ。
そんな私が事務作業をするとどうなるか?
とうぜんミスが頻発することになる。
そのためミスが起きないか、常に気を張らなくてはならない。
しかしながら。
悲しいかな、私という人間はどれだけ気を張ってもミスをしてしまう。
そのつど自己嫌悪に陥る。「俺はなんてダメなんだ」という気持ちに頭を占領されてしまう。
そうなると、体力的には全然しんどくないのだが精神ががりがりと削られていく。
どんなことでメンタルが削られるかは人それぞれで。
プレゼンが嫌な人もいれば、電話業務が嫌な人もいるだろう。
残業がしんどい人もいれば、「これ意味あんの?」みたいな業務をつらく感じる人もいるだろう。
私で言うなら、事務作業に加えて、人間のあいだをうろうろして調整するのも精神がすり減る。
相手の要望も通してあげたいけど、必ずしもそうではない場合もあるし。
部署同士の板挟みに遭うと爆発しそうな気分になる。それに書類仕事が重なると最悪だ。
そういう時はもう、ドヴォルザークの弦セレやチャイコの6番を聴きながら、少し歩いて遠回りして帰らないと脳がリセットされない。「おのれ人間ども!!」という心境である。
メンタルが削られたときが恐ろしいのは、どこからともなく「負の循環」を生んでしまうことだと思う。
自分の嫌な業務ばかりをしていると、「誰も助けてくれない」「自分だけが被害を被っている」という気持ちがむくむく湧き上がってくる。そういう気持ちで仕事をしていると、いい成果が生まれるはずもない。
そういうときこそ「ちょっとしんどいです」「手伝ってほしくて」と、ちゃんと人に頼らなくてはならない。
以前、ある本を読んでいたら「怒っている人は困っている人」と書かれていた。
そうなのだ、かっとなって怒鳴ったり切れたりしている人は、本当は困っているのだと思う。
私自身も忙しくなるとイライラがつのったり、余裕がなくなったりする。
表面に出てくるのはイライラや切迫感だけど、心の奥底では困っているのだ。
誰かに助けてもらいたいし、優しくしてほしいのだ。
自分の気持ちの余裕がどのくらい残っているのか、ちゃんと振り返りながら働いていけるとよいのだろう。
というわけでこのブログを書いている。
ちなみに余裕はぜんぜんない。
全然ないことを認識できてよかった。誰か助けてください。