1年前「6千万」の建物が、今年は「約7千万」なんです。
本当に説明がつらい・・・
理由は労務単価の上昇です。
今月号の「日経アーキテクチャー」でも特集されるくらいです。
今年4月に出された、国土交通省の公共工事労務単価は、去年の15%UPです。
4月からすでに約半年がすぎています。
原因は、職人さんの受給バランスが壊れたことによると思います。
「リーマンショック」「コンクリートから人へ」で徹底的に建設労務者を減らし、
「東日本大震災」で都市インフラの重要性に気づき、建設労務者を探し回る、
「アベノミクス」も追い風か、人手不足で、建設コストは高沸
これからは、東京オリンピックもありますし
ものつくりの担い手である、職人さんをきちんと育てないと、
建設業全体がおかしくなってしまう気がします。
とにかく私たちは、「少しでもコストを抑えて、価値を落とさない工夫」を設計に取り込むよう努力するしかないのですが・・・・