のーりーの茶の湯日記

茶道教室を開催する傍ら、関連する勉強を通して感じたことを記します。

2023.10.07のお稽古(七事式)

2023-10-09 12:57:09 | 孫情報

待合の短冊

天高気清(てんたかく き きよし)

花 白水引・白萩・秋海棠・木槿・桔梗

花入 宗全籠

 七事式の茶カブキ之式

鎌倉・室町時代に流行した「闘茶」が源となり、茶人としての味覚修練のために、七次式の一つとして定められました。

偈頌「千古千今裁断舌頭始可知真味」(いにしえにいまに ぜっとうをせつだんして はじめてしんみをしるべし」

三種の濃茶を飲み比べ、茶師を当ます。

亭主・客四人・執筆の六人で行います。

試み茶二服を喫み、味を記憶して、「伏茶」を加えた本茶三服の中から二服を喫み、茶師を当てます。

三服目はお湯を所望することも可能です。

大折据三枚の上に名乗紙を四人分準備します。

手前の試み茶を下ろして、奥の本茶を入れ替えして客に分からないようにします。

棗の中のお茶は、きっちり同量を計って入れておきます。

亭主は、濃茶四服と白湯を勧めます。

亭主は、四服の濃茶を量・練り具合を同じように練り上げる技量を求められます。

執筆は客が大折据に入れた名乗り紙を回収し、記録紙に記入します。

 菓子付花月

菓子 ふのやき・琥珀物語

花月の点前座

棗 夕顔蒔絵大棗

花月は七次式の基本ですので、繰り返し稽古が必要です。

偈頌「互換機鋒看子細」(ごかんのきほう しさいにみよ)

のとおり、一時も気が抜けません。

ようやく秋らしくなり、風炉も最後の月になりました。

五日(木)の空が見事な鱗雲でした。



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