待合の短冊
天高気清(てんたかく き きよし)
花 白水引・白萩・秋海棠・木槿・桔梗
花入 宗全籠
七事式の茶カブキ之式
鎌倉・室町時代に流行した「闘茶」が源となり、茶人としての味覚修練のために、七次式の一つとして定められました。
偈頌「千古千今裁断舌頭始可知真味」(いにしえにいまに ぜっとうをせつだんして はじめてしんみをしるべし」
三種の濃茶を飲み比べ、茶師を当ます。
亭主・客四人・執筆の六人で行います。
試み茶二服を喫み、味を記憶して、「伏茶」を加えた本茶三服の中から二服を喫み、茶師を当てます。
三服目はお湯を所望することも可能です。
大折据三枚の上に名乗紙を四人分準備します。
手前の試み茶を下ろして、奥の本茶を入れ替えして客に分からないようにします。
棗の中のお茶は、きっちり同量を計って入れておきます。
亭主は、濃茶四服と白湯を勧めます。
亭主は、四服の濃茶を量・練り具合を同じように練り上げる技量を求められます。
執筆は客が大折据に入れた名乗り紙を回収し、記録紙に記入します。
菓子付花月
菓子 ふのやき・琥珀物語
花月の点前座
棗 夕顔蒔絵大棗
花月は七次式の基本ですので、繰り返し稽古が必要です。
偈頌「互換機鋒看子細」(ごかんのきほう しさいにみよ)
のとおり、一時も気が抜けません。
ようやく秋らしくなり、風炉も最後の月になりました。
五日(木)の空が見事な鱗雲でした。
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