のーりーの茶の湯日記

茶道教室を開催する傍ら、関連する勉強を通して感じたことを記します。

2024.10.12のお稽古(小習)

2024-10-13 16:11:34 | 茶道

花 尾花・白萩・木槿

待合の短冊 「天高気清」

      (てんたかく き きよし)

      画賛 松茸

 10月を迎えて、やっと朝晩は秋らしくなってきました。

今月は「中置」ということで五行棚を準備しました。

五行棚

玄々斎好みの一重棚で、焼杉の木目洗い出し二枚板に竹三本柱の棚です。

柱は一つ節を向こう柱とし、二つ節を客付きに、三つ節を勝手付きにします。

土風炉が約束です。(写真は唐銅です)

棚の中に、木(天・地板)火(風炉中の火)土(土風炉)金(釜)水(釜中の水)の五行を納めるところからの名称です。

(もく・か・ど・こん・すい)

 ● 初炭手前

中置では釜を左に引きますので、釜敷きは輪さを中にして懐中します。

● 濃茶点前 長緒

主菓子 里の秋(柿)

 包帛紗

棗を帛紗で包み、濃茶器として用いる場合の点前です。

 ● 続き薄茶

濃茶を出した後、続いて薄茶を出す点前です。

客所望で行います。(朝茶事、夜話の茶事は亭主所望が決まりです。)

濃茶茶碗と建水を下げた後、座布団・煙草盆・干菓子を進めて薄茶茶碗と清めた建水を持ち出します。

干菓子 「半蔀(はじとみ)」・「みすず飴」

浮島「山路」

棚上の薄茶器を下ろし、清めて薄茶を点てます。

一服目の薄茶は次客が服します。

正客は茶入・仕覆の拝見を請います。

 拝見が終わって道具が戻りました。

茶入 萩の肩付き

茶杓 認得斎(写)銘「和敬」

仕覆 伊予簾

薄器 苫屋棗

 ● 苫屋棗

十四代淡々斎好み(写)

 裏千家に伝わる苫屋唐物香合を、玄々斎が焼杉をもって再現した香合があり、淡々斎が大形にして銀杏の材で棗にしたそうです。

入子点もいたします。

 秋めいてきたとは言え、今日は夏日だそう。

冷房を入れてのお稽古でした。



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