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ヒマラヤ・トレッキング 花の種類 5

2014-08-15 22:17:24 | ヒマラヤ・トレッキング 花の旅

 

 ヒマラヤ アンナプルナ山系の花 

 

 シヌワ~バンブー~ドバン~デオラリ

 

   

  ビオラ・ピロサ スミレ科 Viola pilosa

 

  撮影地点:シヌワ附近 標高2400m前後

 

 アフガニスタンから中国南西部、ネパール、ブータンにかけての1200~3000mの地に分布する一年草です。

 Viola canescensによく似ていますが、違いは葉が狭いことと、葉の先が尖ることだそうです。

 とは言っても、その知識があって撮影した訳ではないので、種の同定に自信はありません。

 


 資料によれば、「Viola pilosa は、花色がライラックか白、通常は花弁の基部に毛があり、柱頭は3つに分かれる。托葉は全縁、ないしは鋸歯がある。卵形の葉の先は尖り、葉には毛があったり、なかったりする」そうです。

  

 下の拡大写真のように、このスミレの葉に毛はありませんでした。

  

 


  

   

  ヒマラヤシロスミレ (ヴィオラ・ケインスケンス) スミレ科

  Viola canescens

 

  撮影地点:シヌワ附近 標高2400m前後

 

  ヒマラヤ・トレッキング 花の種類 3 参照

 

 参照のページで、既にご紹介していますが、上のViola pilosa と比較する意味で、特徴を再確認します。


  資料によれば「花は薄い青紫か時に白。距は短くてズングリしている。花弁の大きさは1.5cm×4mm程度、上二枚は楔形、横二枚が狭く、下一枚は濃い色の縞があり最も短い。 

 萼に毛がある。葉は厚く、卵心形で先が尖らず、灰色の毛で覆われている。葉柄には下向きの毛がある。柳葉形の托葉には毛がある。」だそうです。


 下の拡大写真のように、このスミレの葉は毛で覆われていました。

  

 


  

  

  ビオラ・インディカ スミレ科 Viola indica

 

  撮影場所:ドバン附近 標高2600m前後

 

 パキスタンからインド北部の標高1500~2400 m に分布し、早春に花を咲かせます。

 花は2cm程の青紫の花で、花に香りがあります。

 広めの卵心形の葉は周囲に鋸歯を認めます。

 

 写真でははっきりしませんが、花茎はカギ状に、花の後部で1cm程垂れ下がっています。

 


 

 

   

  エインズリエア・アプテラ キク科 Ainsliaea aptera

 

  撮影地点:シヌワ~バンブー間 標高2500m前後

 

  ヒマラヤ・トレッキング 花の種類 4 参照

 


 

   

  フキタンポポ キク科 Tussilago farfara

 

  撮影地点:ドバン附近 標高2600m前後

 

 ヨーロッパやアジアに分布する多年草で、ヒマラヤでは標高2800~3800mの場所に見られます。

 花の外見がタンポポに似て、葉が蕗に似ていることが和名の由来で、日本には明治時代に渡来したようです。

 早春の葉が出る前に花が咲き、種が出来てから葉が現れます。

 オーストリアなどでは、古くから呼吸器系の薬草として使われてきたようです。

 

 


 

  

  ゲンチアナ・アルゲンティア リンドウ科 Gentiana argentea

 

  撮影地点:ドバン~ヒマラヤホテル間  標高2700m前後

 

  ヒマラヤ・トレッキング 花の種類 2 参照

 


 

 

   

  プリムラ・エッジワージィ サクラソウ科  Primula edgeworthii

 

  撮影地点:ドバン~ヒマラヤホテル間  標高2700m前後

 

  ヒマラヤ・トレッキング 花の種類 3 参照

 


 

   

  コトネアスター・ミクロフィラス バラ科

  Cotoneaster microphyllus var. thymifolius

 

  撮影地点:ドバン~ヒマラヤホテル間  標高2800m前後

 

 インド北部、ネパール、ブータン、中国南西部にかけての標高2000~4200mの岩場等に分布する常緑樹です。

 生育は遅く、岩を覆うような姿になります。葉は4~10×4~8mm程の大きさの長楕円形ないし倒卵形で、厚みのある革質で先が尖りません。

 花は直径8~10 mm程の鐘形で、ほぼ円形の花弁が広がります。雄蕊は15~20個で花弁より短く、花柱は2個で子房には軟毛があります。

 

 姿がイワウメに似ているので、当初はイワウメ科を調べましたが、イワウメ科は雄蕊が5個だそうです。

 

 葉が少し広くて、白い花を咲かせる類似種 C. microphyllus var. microphyllus があるそうです。

 

 


 

  

  ダフネ・ボウルア ジンチョウゲ科 aphne bholua var. glacialis

 

  撮影地点:デオラリ附近 標高3200m前後

 

  ヒマラヤ・トレッキング 花の種類 2 参照

 

 


 

 

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ヒマラヤトレッキング 花の旅 index 1

 

ヒマラヤトレッキング 花の旅 index 2

 

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