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ヒマラヤ・トレッキング 花の種類 7

2014-08-22 11:07:25 | ヒマラヤ・トレッキング 花の旅

 

 

  ポカラ、その他で出会った花

 

   

  ブータンノボタン ノボタン科 Obseckia nepalensis

 

  撮影場所:サランコットの丘 標高1500m前後

 

 ネパール、北西インド、ブータン、ミャンマー、ラオス、タイ等の標高500-1900mの山の斜面、草地、林縁、疎林、路傍などに分布する低木です。

 高さは0.6~1.5m程で、茎は四角形で剛毛が密生しています。葉は楕円状披針形で、大きさは7~13×2.5~3.8 cmです。

 葉には主脈と平行して左右に1~2本の側脈があり、凹んでいます。

 ピンクか白、稀に紫色の花を8月から10月にかけて咲かせ、1.5~2.5cm程の大きさの花弁には縁毛があります。花弁は倒卵形ですが、先端がわずかに突起します。

 

 


 

   

  キワタ アオイ科 Bombax ceiba

 

  撮影場所:ポカラ レイクサイド 標高800m前後

 

 和名のキワタは「木に生る綿」の意味です。

 紅棉(こうめん)、コットンツリー (cotton tree)、攀枝花(はんしか)などとも呼ばれ、マレーシア、インドネシア、中国南部、台湾などに広く植栽されています。

 真直ぐに伸びた幹先に広がる枝に、染井吉野のように、葉が茂る前に赤い花を咲かせるので、遠くからでもよく目立ちます。カトマンドゥ市街や郊外、ポカラへ向かうバスの車窓から度々その姿を目にしました。

 

 


 

  

  カリステモン・ヴィミナリス フトモモ科 Callistemon viminalis

 

  撮影場所:ポカラ レイクサイド 標高800m前後

 

 オーストラリア東部原産で、樹高8mほどに育ち、花咲く枝が枝垂れます。

 葉は長さ4~7cm、幅3~6mm程の皮針形です。鮮赤色の雄蕊が密に集まり、花弁の目立たない、穂状となった花は、長さ4~15cmのボトルブラシのような形をしています。

 花期のピークは晩春ですが、春から秋にかけて印象的な花の姿が絶えることはありません。

 

 


 

  

  ランタナ・カマラ クマツヅラ科 Lantana camara

 

  撮影場所:ポカラ ダムサイド 標高800m前後

 

 中南米が原産で、世界中に帰化しています。

 背丈が1m程になる低木で、茎葉に細かいトゲがあり、枝先に赤、橙、黄、白色などの花を咲かせ、花の色が次々と変化します。

 和名でシチヘンゲ(七変化)とも呼ばれています。

 非常に繁殖力の強い植物で、熱帯や亜熱帯の国では、駆除が必要な植物に指定されているほどです。

 

 


 

  

  オオカッコウアザミ キク科 Ageratum houstonianum

 

  撮影場所:カトマンドゥ~ポカラ間のパーキングエリア周囲 標高400m前後

 

 メキシコやペルー原産の宿根草で、広く世界中に帰化しています。

 パーキングエリア周辺の田圃で、畝を紫色に染め上げていました。

 草丈は0.3~1m程で、長さ約2~7cmの卵形から円形の葉を、下部では対生、上部では互生に付けます。枝先に、青、紫、ピンク、白色の筒状花だけからなる頭花を、円錐状に密集させます。

 

 


 

  

  ハイビスカス アオイ科 Hibiscus

 

  撮影場所:カトマンドゥ~ポカラ間のパーキングエリア 標高400m前後

 

 ハイビスカスはアオイ科のフヨウ属、または、そこに含まれる植物の総称です。

 大きな5弁の花を咲かせ、花の中央に、雄蕊と雌蕊が合着した蕊柱が突き出ます。

 ヒンドゥ教ではカリやガネシュという神への奉納に使われ、ネパールでは聖なる花として大切にされています。

 

 


 

   

  カエンカズラ ノウゼンカズラ科 Pyrostegia venusta

 

  撮影場所:カトマンドゥ~ポカラ間のパーキングエリア 標高400m前後

 

 ブラジル原産の蔓性常緑樹で、枝の腋へ、数多くの花を放射状に咲かせます。ラッパ形の花は長さ5~7cm程度。花は鮮やかな黄橙色で、花冠の先が5つに分かれ、反り返ります。

 葉は2~3個の小葉が集まった複葉で、小葉の先は尖ります。

 ネパールでは、カトマンドゥやポカラ、トレッキング中の村でも花を咲かせていました。日本では沖縄県でのみ、屋外で花を咲かせることができます。

 

 


 

  

  ウナヅキヒメフヨウ Malvaviscus arboreus var.mexicanus

 

  撮影場所:カトマンドゥ~ポカラ間のパーキングエリア 標高400m前後

 

 メキシコからペルーにかけて分布する、樹高3m程になる常緑低木です。

 ハイビスカスの仲間ですが、花は開かずに、うつむいたままに咲いています。その姿から、英名では「眠りハイビスカス」(Sleeping Hibiscus)と呼ばれます。

 花色は通常朱赤色ですが、白や薄いピンク色の花もあります。

 

 


 

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