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五島の山 権現岳360m 他

2020-03-29 22:19:56 | 五島列島の世界遺産と椿

 

 水ノ浦教会の次に、堂崎教会を入力しましたが、この地区では、半泊教会も訪問する予定でした。


 事前の調査で道路状況に不安を感じたので、現場に行ってルートを判断することにしていました。


 水ノ浦教会を出て国道348を走り、前小島を左手に見ながら進んでゆくと、ナビは岐宿町河務で左へ入る道を案内しました。


 左折後1km程も走ると、「ドンドン渕滝」という標識が見え気持ちが動き、ナビのガイドを止めて、沢沿いの舗装された道に入ってゆきました。


 小さな橋の手前で「ドンドン渕滝」の表示が、橋の左手の踏み分け道を、林の中へ進むように指示しています。

 踏み分け道をを進んで行くと、青緑に水を湛えた渕に、豊か水を落とす、五島列島最大のドンドン渕滝の姿を見ることができました。


 標高僅か360mの権現岳から流れ落ちる沢とは思えぬ水量に驚きました。

 


 ドンドン渕で15分程の時間を費やし、再びナビ任せに車を走らせました。


 レンタカーを操って一人で島を巡っていると、目的地をナビに入力したら、後は全てがナビ任せです。


 右へカーブを曲がると、目の前に久賀島が見え、道はそのまま南東方向へと進んで行きます。

 


  このまま進めば、半泊教会と離れるのは間違いありません。


 そこで、Uターンして、半泊教会のアドレスに入れ直しました。


 戻る途中、道傍に降り積もる赤い椿の花にレンズを向けましたが、この記事を書くに当たり、この辺りは宮原椿林と呼ばれる椿の群生地であることが分りました。


 我ながら、観察眼に衰えはないなと、僅かに誇らしい気分です。
 


 そして道を戻りながら暫く進むと、宮原教会の案内表示を目にして、車を教会付近の空地へと進めました。


 ツバキは見落とさないのですが、教会の案内表示は見逃したようです。
 


 1797(寛政9)年以降、大村藩から五島へ移住した潜伏キリシタン達は宮原で地元の寺の檀徒となって潜伏したと言われます。

 

 最初の教会は祭壇の手前に障子があって、ミサの時になると開けられました。

 現教会は1971(昭和46)年に改築されたそうです。


 それにしても、なんと素朴で質素な教会でしょうか。


 誰かに見せるためではなく、自らの祈りのために、ただそのためにだけ建てられた教会であることが分ります。

 

 今回の旅の中でも、強く印象に残る教会の一つとなりました。

 


  宮原教会を出て、久賀島との間に伸びる田浦瀬戸を右手に見ながら、北へ伸びる名もない岬を進みました。


 目的地の半泊教会は、岬の途中の半泊湾の畔に位置するはずです。

 


  そして途中の道が、私好みの、「いったい何処へ通じているの?」的な代物だったのです。


 こんな道をはしると、好奇心が刺激されて、口元がほころんできます。

 

 

 ところで、全くの余談ですが、ドンドン渕滝の源流である権現岳がどんな山か気になったので、五島に権現山以外にどんな山があるか調べてみました。

 

 私は、もともと山登りが趣味でしたから、調べ始めると熱中し、ブログを書いていることを忘れそうになりました。

 

 そして、面白いページを見つけ、大いに楽しませて頂きました。

 

 五島の山岳

 

 五島アウトドアネットワーク 2013年 Last update のようです

 

 

 離島の山登りは面白そうですね。

 

 でもでも、僅か人生100年、あまりにも時間が足りません。

 

 

 五島市 標高300m以上の山 

 

 父ヶ岳(ててがたけ) 461m 岐宿町松山
 七ッ岳432m 岐宿町中嶽
 翁頭山(おうとうさん) 429m 増田町
 行者山 398m 岐宿町
 岩谷岳 397m 玉之浦町幾久山
 笹嶽 390m 奥浦町
 高岳 379m 増田町
 無名峰 377m 玉之浦町丹奈
 無名峰(長峰) 374m 富江町繁敷
 唐岳 370m 岐宿町河務
 権現岳 360m 岐宿町戸岐ノ首
 無名峰 347m 岐宿町河務
 番屋岳 341m 久賀島 猪之木町
 行者山 338m 岐宿町中嶽
 桐ノ木山 321m 五島市三井楽町濱ノ畔
 致彦山 321m 椛島:五島市本窯町
 鬼岳 317m 堤町
 火ノ岳 315m 長手町

 

五島列島の世界遺産と椿 index

 

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全国のツバキガイド → 椿の名所

筆者のホームページ 「PAPYRUS

 

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