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旅への想い

2020-06-23 12:43:07 | 西日本に梅を訪ねて

 

 「花の旅」のブログを始めて既に4000日を超えたようです。 

 

 つい最近、ブログの管理画面で「開設から4067日」の記載に気付きました。


 「へーそうなの、もうそんなに経つのかと思いましたが、実は「花の旅」の母体である「芦川のホームページ」のスタートは1999年7月11日ですから、私のネット発信歴は既に20年(7300日)を超えています。

 

 「無事是名馬」を念じ、オリジナリティーと「続けること」を意識しながら写真を撮り、文章を綴ってきました。


 ノーベル賞を受賞した湯川秀樹さんの「何事も10年続ければ必ず結果が出る」の言葉(もしかすると糸川英夫さんだったかな~?)を頭の片隅に、トーマス・エジソンの「天才とは、1%のひらめきと99%の努力」を反芻しながら、無理をせずにネット発信を続けてきました。

 

 文章を書くたびに、自分の至らなさと無知が明らかになります

 

 幾度も図書館に足を運びました。

 

 そして知識が広がると、好奇心が膨らみ、旅心が加速します。

 

 好奇心が増し、旅心に満ちる循環の中で、充実感を感じながら、幸せな余生を過ごしてきました。


 しかし昨秋、北海道を旅した「青春18きっぷ」花の旅」の帰路に喘息が悪化し、この楽しい日々も、永遠に続くはずもないことを実感しました。


 私も来年は古稀を迎えますので、そんな自分に「何とも迂闊な!」と呆れるばかりです。

 うかうかと暮らしていた直横に、地獄の蓋が口を開けていることを完全に忘れていました。


 目の黒い内に、できるだけのことをしておきたい。


 胸の奥にそんな思いが、赤い炎となって燃え盛りました。

 

 そんな日々の中、2020年の1・2月はとても暖かでした。

 

 小石川植物園でウメを観察していると、ウメの開花が例年よりも早く進む気配に気付きました。

 そして私は、西日本に梅を訪ねる旅の準備を始めたのです。


 2004年頃から始めた、「日本の花暦」の一部を成す「梅の名所」の全制覇が視野に入りますが、四国と中国地方に多くの未訪問先が残されています。


 そして、四国で6日、中国地方で6日ほどを費やせば、全国制覇に手が届きそうです。

 

 小石川植物園で梅の開花を横目に、出発のタイミングを測りまし。

 しかし19日になって突然、近所に暮らす孫が熱を出したのです。

 

 お嫁さんが仕事を休んで病院に駆け込むのを尻目に、のほほんと旅に出れば、帰宅後に居場所がなくなるのは必然です。

 

 この時点で、四国ルートを削除することにしました。

 

 そして、新たなスケジュールを考えていると、机上に置かれた長崎五島市の椿サミットのパンフレットが目に留まりました。

 

 会期は2月29日からと記されています。

 

 それを見た瞬間、下関から足を伸ばし、3~4日で五島の椿を巡るアイデアを思い付きました。

 

 私の「全国に花を訪ねる旅」のテーマは、梅だけではありません。

 

 ツバキサザンカヒマワリヒガンバナなど多種に亘り、全国の植物園や花公園温室などの未訪問先は既に数か所を残すのみです。


 広島、山口で梅を見ながら南下し、下関から長崎へ走り、フェリーで五島に渡って、レンタカーで五島の椿と世界遺産を見て歩けば、日程に無駄がありません。

 

 梅の花の最盛期は10日前後なので、四国の梅を中途半端に訪ねるより、容易には行けない五島列島の椿を訪ねれば、人生の持ち時間を有効に使える筈です。

 

 どうせ下関まで行くなら、五島列島はもう目鼻の先と思いました。


 五島への旅を思い付くとすぐに、五島へ渡るフェリーや宿の手配、レンタカーなどを予約し、2月23日の夜に東京インターから東名高速を西へ走るプランを組み立てました。

 

 旅路の途中の奈良周辺で、未訪問先の梅林を拾いつつ南へ下る予定です。

 

西日本に梅を訪ねて index

 

全ての「花の旅」はこちら → 「花の旅」 総合目次

全国の梅のガイド → 梅の名所

筆者のホームページ 「PAPYRUS

 

 

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