邦画ブラボー

おすすめ邦画(日本映画)のブログ。アイウエオ順(●印)とジャンル分け(★印)の両方で記事検索可能!歌舞伎、ドラマ感想も。

「狼よ落日を斬れ」

2004年10月12日 | ★ぐっとくる時代劇
BS2のデジタル映画祭・幕末映画ウィークのトリを飾るにふさわしい傑作でした。

池波正太郎の小説を、眠狂四郎や座頭市シリーズでおなじみの三隅研次が監督。

面白いですよこれは!!

無外流の使い手、杉虎之助(高橋英樹)を軸に、
動乱の幕末(明治10年の西南戦争まで)を駆け抜けた男たちを描いています。

まるでタランティーノの「パルプフィクション」のように因果は巡り、
人々は奇妙にからみあう・・・

育ての親・剣の師匠に田村高廣、
剣のライバル・盟友伊庭八郎(近藤正臣)、新選組沖田総司(西郷輝彦)、
薩摩の”人斬り半次郎”こと中村半次郎(緒方拳)、
西郷隆盛(辰巳柳太郎)女性陣では太地喜和子、松坂慶子など。

テンポがよく、無駄が無いストーリー。各人物が活き活きと躍動しています。

特に緒方拳の半次郎が人間味に溢れ、たいへん魅力的。

登場シーン・・居酒屋で新選組に不審尋問され、
「連れていきよるもんなら連れていきやい。
じゃっどん、こん半次郎、ちょっと手荒うごぁんど!よかや!」
と、刀を抜く!
寒気がするほどカッコよかったです。

西郷隆盛に激励され、半次郎が男泣きに泣く場面、敵味方関係なく
酒を酌み交わす場面など心に残る台詞、シーンが沢山ありました。

殺陣の素晴らしさ、構図の決り具合はいわずもがなですが、
そこに「ゴジラ」の音楽で有名な伊福部正昭の勇壮な音楽がかぶさって、
いやおうなしに盛り上がります。

“一刀両断“という意味が初めてわかったり!(大びっくりシーン!!)、
思わず「うそぉ!」と叫んでしまうシーンがあったりなど、サービスも満点。
硬軟取り混ぜたフルコース。
(“飛びます飛びます“の坂上二郎さんもちょこっと出てます)最後まで飽きさせません。

「ひとりひとりはいい人なのに、なぜ殺しあわなければならないのか・・」
「これからは刃物を人を斬るために使ってはならない!」と言った虎之助・・・
・・その後刃物をどうするかは見てのお楽しみ・・

■ブログランキング参戦中よろしゅうお頼み申します!!