先が読めない面白さ。
菊島隆三 小国英雄 橋本忍 黒澤明という
ゴールデンメンバーの共同脚本による
見事な構築に、まるで面白い本を読むように夢中になってしまう。
こすっからくて、小心なくせに欲張りで意気地がない、
だけど憎めない百姓、
藤原兼足と千秋実のコンビの一挙一動が最高!
大笑い。
セットもすごい。
人も馬も大熱演。
決して手を抜かない演出は目を見張るばかり。
どうやって撮ったのか?と思うシーンのオンパレード。
「大・大」冒険活劇と言いたい。
この映画でも男同士(三船と藤田進)の熱い絆が描かれるが、
べたべたすることなく
魂と魂が結びつく究極の関係がまぶしい。
胸がすくような決め台詞もあったり
「裏切り、御免!」、
誇り高い雪姫(上原美佐)の凛と響く歌声も
胸に沁みて、
大満足。
とにかく、まことに、
スカッとする~~~!・・・映画なのです。
1958年 黒澤明 監督作品 脚本 菊島隆三 小国英雄 橋本忍 黒澤明
撮影 : 山崎市雄 音楽 : 佐藤勝 美術 : 村木与四郎
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菊島隆三 小国英雄 橋本忍 黒澤明という
ゴールデンメンバーの共同脚本による
見事な構築に、まるで面白い本を読むように夢中になってしまう。
こすっからくて、小心なくせに欲張りで意気地がない、
だけど憎めない百姓、
藤原兼足と千秋実のコンビの一挙一動が最高!
大笑い。
セットもすごい。
人も馬も大熱演。
決して手を抜かない演出は目を見張るばかり。
どうやって撮ったのか?と思うシーンのオンパレード。
「大・大」冒険活劇と言いたい。
この映画でも男同士(三船と藤田進)の熱い絆が描かれるが、
べたべたすることなく
魂と魂が結びつく究極の関係がまぶしい。
胸がすくような決め台詞もあったり
「裏切り、御免!」、
誇り高い雪姫(上原美佐)の凛と響く歌声も
胸に沁みて、
大満足。
とにかく、まことに、
スカッとする~~~!・・・映画なのです。
1958年 黒澤明 監督作品 脚本 菊島隆三 小国英雄 橋本忍 黒澤明
撮影 : 山崎市雄 音楽 : 佐藤勝 美術 : 村木与四郎
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胸がすくような爽快感がありました!
かなり長い時間の立ち合いも見事でしたね。
ほんとうに見事でしたね。
疾走という言葉がぴったりくる
爽快さでした!
>大友柳太郎さんの「快傑黒頭巾」や
>嵐かんさんの「鞍馬天狗」
お二人ともそういえば
馬を駆っていましたね~~~
姫と、三船さんの 2人が、
藤田さんにかけたセリフが 何回聴いても分かりません。
三船さんが、
待女を片手で馬に引き上げ、後ろに乗せる場面も
プロの方々でしょうが、スピードとリズムあり
かっこよかったです。
ラストで それぞれが、馬で疾走する背景は、
大友柳太郎さんの「快傑黒頭巾」や
嵐かんさんの「鞍馬天狗」で見たのと、
とても似てる気がして、同じ場所かどうか
考えてるだけで 当時は楽しくなってきてました。
声で 「もしかしたら?」と思いました。
確かに昔はそういうところが
おおざっぱでしたね 笑
なんだか想像つきそうです。笑
メークといえば 「酔いどれ天使」の三船さんが、
病状わるくなった展開のアップで
ほっぺに、ハッキリと
「靴に、靴墨をつけたまま」の状態で
いかにも、「塗りました。こけてるでしょ!」
の感じで、完璧主義の監督さんでも、
男性だからこれで納得してしまったのでしょうか。
今なら メーキャップアーティストが
しっかりスポンジで ぼかしていたでしょうね。
オーディションの審査をする人たちも
さすがの審美眼ですね~~
突出する人はすでに最初から
違っているのでしょうかね~~
上原さんの眉毛もそうですが、
黒沢作品のデフォルメメーキャップは独特ですね。
「蜘蛛の巣城」の山田五十鈴は怖かった!
浪花千栄子の妖怪も!!
浅丘ルリ子のデビューで有名な『緑はるかに』にも応募していたようですが、これには桑野みゆき、榊ひろみなども応募していたようです。
そこで選ばれた浅丘ルリ子は、流石というべきですが。
申し訳ありません。
三船さんの馬術の素晴らしさはびっくりマークが
いくつあっても足りませんね。
世界に通用する数少ないスターでしたね。
亡くなられてからその偉大さがより一層
感じられますね~~
馬を疾走しながら、残兵を○○するシーンは圧巻でしたね。
今 想い出しても、痺れてしまいます。
三船美佳さんが、外国に行ってマドンナと会った時に
話の流れで、美佳さんが
『父親が三船敏郎です』と言ったとたんに
態度が一遍したそうです。
あちらでは、尊敬度が はんぱじゃないみたいですね。
確かにホットパンツ姿、お似合いでしたね。
最初は姫の独特なメイクや
セリフ回しが 奇異に感じましたが
物語が進むにつれ、こんな役はこの方しか
いないのでは!?と思わせてくれました。
個性的でインパクトがありましたね~~
藤原:千秋コンビのやり取りも秀逸でした!
「七人の侍」のあとに、これを見た時は
志村さんの出番がわずかだったので、ちょっと寂しかったです。
千秋、藤原コンビは、撮影の合間に
姫のホットパンツ姿を、からかってばかりいて
ある日、とうとう泣きだしてしまい
二人は、監督に、たしなめられたそうですよ。
あの時代に、あんなに似合ってた女性って少ないのでは?
姫の役だけは、中々、イメージに合う人いなく
あるとき、洋裁の勉強をしている彼女に
遭遇したか 教えてもらったか、なにかで
監督が 頼みに頼みこんで決心してもらったとか
当時は 洋裁教室が沢山あったそうですね。
前にその頃の婦人雑誌を 神保町でゲットしましたが、
洋裁関連の広告ばかりですね。
その後、あの役のイメージが強烈で
役に恵まれず、自分も向いてない。
と、感じ、エリートの方と結婚されたとか。
眉メークを監督が、ほどこしてる写真
雑誌で見たことありましたが、
予告編でムチをあげた時の表情にかなりインパクト感じました。
名監督といわれた方々は、キャスト選びが奥深いです。
黒澤の贖罪意識が根底にあるとは
思ってもみませんでした。
この言葉も、
いい台詞だなと思っていたのですが
もう一度よ~くみてみようと思います。
下女を殺してしまった上原美佐が「われも人間、あれも人間、どこに人間の代わりがあろうぞ!」と言うのは、
太平洋戦争に行かず生き残ってしまった黒澤の贖罪意識からきていると思いますが、いかがでしょうか。
三船敏郎の手綱さばきを
見てください!驚異です!
「宇宙版隠し砦」とでも言いたいですね。
>スター・ウォーズ
「トラ トラ トラ」の降板については
土屋嘉男さんの「クロサワさ~ん!」にも
ちらりと触れられていて、
なるほどなやっぱりなと思いました。
田村高廣よかったですね。
ずいぶん前に見たきりなのですが
コメントいただいて見たくなりました。
この頃の黒澤さんの脚本、
ほんとに乗りに乗っていますよね!
簡潔ながら味わいのある台詞、印象に残る台詞の宝庫ですね。