笹沢佐保の
「峠」シリーズは以前もぐっときて
何度も見返したお気に入り股旅ものである。
今また時代劇専門チャンネルで放送されている。
第2話「狂女が唄う信州路」
さて誰が狂女なのでしょうか。
「信州無宿 抜かずの丈八」と異名を取るニヒルな渡世人川津祐介が
老いた渡世人花沢徳衛(懐かしい)の
恨みを晴らすべく、長ドスを抜く!
渡世人が旅を続ける街道。北風が吹き、ぺんぺん草が生い茂っている。
今こんな場所残っているのだろうか?とふと思うような
昔ながらの風情である。
スタイリッシュなカット割りが
川津祐介の暗い眼差しをとらえる。
どんないきさつで刀を抜くことをやめたのか
そして 老人の仇を討った後はどうなったのか?
何も示されない。虚無感満載。
芥川隆行のナレーションがこれまた枯れているのである~~
堪能~~~時代劇は宝ですね♬
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます