動画内にみられる 動作 は
多くのゴルファーに見られる 典型的なパターン です。
そのスイングが過去に構築された ポイントは
大きく 二つ あると思えます。
二つは絡み合ってますけど…。
・・・中らずと雖も遠からず な歴史を追っかけてみます。
①からだの回し方 …どうやって回すの❓
スイングは ひねり、捻じり、捻転差
からだをゴムのように使い、ねじり、ねじり戻して
ボールを強く打つ。こう思っているゴルファーは…少なくない
おそらく・・・ですが、プロ、インストラクターも含めて…ですけれど
日本のゴルファーの8割を超えるような人が 確信は無いまでも
薄っすらとそう信じている、もしくはイメージしている と思います。
【捻じる】
ゴムのように からだを捻じって使う
となると その基礎、固定されたスタンス から
出来るだけ離れた箇所、からだの部位で言うと
肩や腕、勢いをつけるため ヘッドから…
動かして 捻じりを多く、強くねじり戻るよう
動かし始める と思います。
テークアウェイの初動から 勢いを付ける
テークアウェイがかなり素早い
典型的な ゴムを捻じる感覚と思います。
*Rさんの場合、その部分はその後の動きに対し、
有効性はありませんが、形式上、改善されています。
【捻じり戻す】
ゴムを捻じり戻す は 開放する に近い動きですので、
自発的な切り返し というより
ゴムがちぎれない範囲で捻じり 限界が来たら…
それを元に戻すとなります。
ですので 飛距離/飛ばす は
もしかすると 自分の自発的運動・自発的運動速度 ではなく
捻じりの限界量、ぜんまいの巻き で決める意識かもしれません。
固定された靴・足・スタンスに近いトコロから順次、
部位で言うと 膝 → 股関節(腰)→肩→腕→クラブ
と言う順番に戻していく、
ゴムの反発というか 反動に近い動きなので
あまり自発的にどうしよう と言う部分はありません。
…切り返しは下半身のリード…とか
…左足のリードで なんて ピンと来ますよね。
これだけでは "まだ" ボールは打てません。
なぜならば 捻じり戻しの順番 によって
クラブを持った 両腕の長さが程よく整った、
都合のついた時期には 左腰が大きく開き、
ボールから非常に離れた遠いところに
行こうとするからです。
スライス? 「からだが開いているからだよ」と。
(左腰を止めているのが判ります?)
✋スイングの覚える段階 は
ある意味、誰もが スイングやクラブに関する情報に
飢えており、その時に入ってくる情報の有効なモノ
は 自分のスイングの「標語」として
心の玄関に飾られます。
「からだを使え‼」
「からだを回せ‼」
「手で振るな‼」
そして
『インパクトはからだの正面で‼』
『左サイドの壁』
言葉としては間違ってはいませんが、
それらを総合して
インパクトでは腰の向きを ボールと正対する辺りで止め
左腰がボールから離れないよう固定すると
(からだを腰・骨盤と肩に分ける のが左サイドの壁とは言いません)
…ボールに当たり始めます。 が…まだ、スライスになり易いですね。
左サイドが「壁」として止まり、
左グリップ、左腕が硬直が一つの目安になり、
それを追い越す ㊨グリップが フェースターン であり、
手の返し、ヘッドがグリップを追い越す になってきます。
それで スライスが少なくなり、たまに フックしたり
(夢のドローボールですね)
おおぉぉ~ 上達したんだ~!になる訳 です。
厳密に言えば その時出ていた 右回転の球は
スライスではなく 打ち損ね、当たり損ね であって
それを スライスと呼んだら、スライスが可哀そう です。
そして 自分ではフック、ドローボールと思っている…ソレは
単なる「引っかけ」であって
ゴルフ用語の意味が崩壊しています。
(動画内では 0:25以降)
捻じられた胴体 それだけでもキツイ のに、それを解放し
今度は インパクト直前に 左半身や左腕を硬直させ
止めなくてはならないのですから… 私から見ると拷問かと…
テークアウェイでねじるため 左半身~左腕を強く使い
開放して、それを受け止める左半身~左腕 の硬直、
無理した正面がある間に 今度は㊨手で叩く のですから
正しく体を使ったら 『なんの感触もない』 と感じるでしょうね…。
からだの捻じる、ゴムのように使う 大きな欠点 は
この回し方は 回る速度、正確には回り戻す(打つ方)の速度を
自分で管理出来ません。
動作、この場合は 回り戻し は
ひねったモノ(自分の胴体)の開放 なので
その速度を管理するコトが出来ません。
何でもかんでも 思いっきり打つための動作 と言えます。
そして からだの回転 と呼ばれるモノが
箇所ではなく ゴムなので 全体 ですので
その部位 によって その回転の方向・角度が異なり
入射角度やそれに対するロフト、スイングの最下点 が安定し辛く、
それを安定させるための 練習量・訓練量が半端なく
元々 からだに負担のある方法なので 痛める可能性が非常に高い です。
(からだが強烈に頑丈、もしくは痛みに耐性のある方向き)