ゴルフクラブのロフト(角度)とは
非常に単純に言ってしまうと
各距離を 物理的な要素によって
打ち手の特別な技術でなく
打ち分ける為のモノ
と考えて良いでしょう。
ですので
ロフト0度を基点とすると
ロフトが増えるごとに
推進力たるボールの速度が
ボールの回転と上下角度に変換される
いわば 意図的なロス率発生装置 です。
よって 基準になるのは
地面にあるボールを
ヘッドスピードに関係なく
ロフト0度のクラブで打つと
ボールはほぼその場でワンバウンド、
下、地面に向かって飛び出す ということです。
その場合 地面との抵抗などを除くと
ヘッド重量などの破壊力にもよりますが
ヘッドスピードの1.6倍~1.7倍のボールスピードを得られます。
それが ロフトの付くことによって
回転数は増し、上下の打ちだし角度は増え
その分 ボールスピードは 1.5~1.4~1.3倍
と下がってきます。
よくある ショット計測器 などの
ミート率は この ヘッドスピードとボール速度の
倍率関係を使っており…意味不明にはなりますが、
スイングやショット精度と関係なく
ロフトの立ったモノで打った方が ミート率の数字は上がる
と言ったものです。
多くの人のゴルフショットは
ティーアップしたボールを
ロフト0度/の無いクラブで打っても上がる打ち方 です。
本来のゴルフのショットは
地面にあるボールをロフトの付いたクラブで打つモノ です。
昔のゴルフ用語では ボールを上げるのはロフト
自分のスイングで上げるものではない というのもあります。
このようにボールを捕えると
ロフト0度のクラブでは
ボールは地面にめり込みます。
ロフトがあるほど 球体であるボールは
ロフトと言う坂に逃げ、
それが回転になり、上下角度になるのです。
ロフトの作り出すロス率は
よりそのロフトを増やしてしまうほど
ロス度は上がっていくので
飛ばし屋と自慢している人に限って
飛ばすモノではありませんが、ロフトの寝た
ウエッヂはその割に飛びません。
イメージだけで構いませんが
地面にあるボールを ロフト0度のクラブで打つと
下に向かって飛び出し、ほぼその場でワンバウンドする
というゴルフスイングをする方が
ボールを効率よく飛ばせると思います。