番手もそうですが、ロフトの流れを気にする方がいます。
勿論 大切です。
ですが、ロフト角度もライ角度も
シャフトの硬さが流れている、統一されている
という事が絶対条件です。
シャフトの硬さが流れになっていないと
そのロフト角度が活きてきません。
これは ライ角度も同じです。
シャフトの硬さ/ロフト角度/ライ角度
は 一つのパックと言ってよいでしょう。
例えば こういう事です
アイアンが #5~PW 6本在ったとしましょう
左から ロフト/ライ角度 そして硬さ の数値です
#5 26度 60 250cpm
#6 30 61 265(めちゃ硬い)
#7 34 62 260
#8 38 63 260(柔らかい)
#9 42 64 270
PW 46 65 280(硬い)
性格や特性にもよりますが
シャフトの番手間の硬さが 5cpm としましょう。
ですから 流れとしては 本来 250/255/260/265/270/275
という感じです。
ところが 往々にして市販アイアン『セット』はこんな感じです。
セッティングとしては流れに、セットになっていませんが
見てくれや番号、本数はセットです。
上記のセッティングだと
6番アイアンがめちゃ硬いです。
故に6番が飛びません。 7番より飛びません。
ですので6番は殆ど使いません。
8番アイアンは柔らかいですから
飛びやすくなっています…まあ それも困りますが…。
そして PWが硬いので 引っかかります。
このシャフトの流れだと
#6は#7と距離差が出にくく
#8と#7もくっ付いています。
#9とPWには大きく距離が開きます。
ライ角度に関しては シャフトが硬ければ
トゥダウン量が制限されます。
シャフトとゴルフクラブの特性上
シャフトは柔らか過ぎでも トゥダウン量は一定ですが、
硬いと垂れる量が足りないので 引っかかり易くなります。
引っかかり易い番手、クラブは殆どシャフトが硬いです。
ですので セッティングの狂い 流れのバタつき から
つかまり易い番手や飛ぶ番手は 総じてシャフトが柔らかく
飛ばない、ミスをし易い番手は 総じてシャフトは硬めです。
その上で 非常に残念ですが、
アマチュアの ほぼ100% の人ほど
硬い…硬すぎる…オーバースペックな硬さを使っています。
吾々はアマチュアです。
おじさんでもあります。
久しぶりにゴルフに行くと 後半『へばる』のは
日常茶飯事でしょう。
少なくとも そこで助けて貰えるスペックは持つべきです。
また、クラブを買って頂くこちらからは
毎年頻繁に買い替えて頂くのは嬉しい限りですが、
何年も使おう というのであれば
数年後の体力が落ちる時を基準にしておくのも良いでしょう。
今! しかも その最高の状態! に合わせたクラブスペックは
ほぼ コースで足は引っ張っても、助けてはくれません。
『硬すぎます!』