最近、練習用だと思うのですが、
かなりのメーカー、シャフトメーカーから
柔らかいシャフト、もしくは柔らかいシャフト装着のクラブ
が出ているのですが。。。
ちょっと 不思議に思うコト があります。
シャフトの本来の役割は
ヘッドやクラブの重さそのもの、
ヘッドのその特異(特殊)な形状による重さのかかり方を打ち手に伝え、
どの方向に動くのかスイングの方向性
いつ動くのかスイングのタイミング・リズム
速く、強く動くスイング運動の助力 するものです。
つまり シャフトは
ヘッドの重さによって「グリップを動かす為のモノ」です
その意図であれば その練習用のクラブは練習になるでしょう…が
それを理解している人は オーバースペック、過度な硬さのシャフトを
常用するコトはない・・・・ というパラドックスなんですがね
ゴルフ界のよくあるパラドックスです。
しかし、一般的には
レッスンプロなども含め
シャフトは しならせて しなり戻して
ヘッドの重さとしなりもどし で ボールを弾いて打つ
グリップを動かすコト ではなく
ヘッドを動かすモノ ~しならせて・しなり戻して打つ
と考えられています。
おそらく プロゴルファーやゴルフメーカーさんも含め
ゴルフに携わる人の 95%超える、限りなく100%に近い人が
そう信じていると思います。
どちらも宗教のようなモノで どちらを信じ、どちらが好きか
に良い悪いは無いと思いますが…。
シャフトをしならせて しなり戻す 人にとって
柔らかいシャフトは
そのしなる量も、しなり戻る(正確にはしなり戻す)量も
かなり大きいです。
何センチ、何十センチ とは言えませんが、
例えば、普段・・・NS950 の SR相当
振動数(シャフトの硬さ) 5番アイアン 290cpm
を使っている人にとって
振動数(シャフトの硬さ) 5番アイアン 200cpm
のものは シャフトの動く量は3倍以上 往復では6倍~10倍近く
動かしますし、動かさなくてはなりません。
開いてあげて、閉じて降ろす
それが上手く行くには
ナイスショットになるには そのしならせる量、しなり戻す量とともに
その速度やタイミングが重要になります。
その練習用クラブを初めて手にした人は
当初、ダフリ、シャンク、スライス、ハイボール を連発する筈です。
そして 練習を重ねる。。。球をたくさん打って
シャフトをしならせる量、しなり戻す量、時期
その塩梅、加減、要領・・・タイミングを掴むわけですが
それは あくまでも その練習用クラブの要領、タイミング です。
シャフトはヘッドを動かすモノ
シャフトはしならせて、しなり戻して使う と考えている人
にとっては スイングのリズムやタイミングが命 です。
そのリズムやタイミングが 参考にならない程離れている
元の 振動数290cpm…振動数で言うと倍も違うクラブは
そのタイミングも要領も 全く異なる
別のスポーツの道具 と言っても過言ではないほど違うモノ です。
まったく違うタイミング・リズムのクラブで練習して
実際に使うのは 倍も硬いシャフト って
なんか意味あるんですか?
何を覚えたいんですか?
なんのための練習なんでしょうか?
ゆっくり振るための練習ですか?
でも、自分のクラブは速く振らないと飛びませんよ…。
しならせて しなりもどす・・・
その方法 って言っても
倍も柔らかいシャフトは そのスイングなら
放っておいても しなります・・・・嫌というほど・・・
でも、自分のシャフトに戻ったら
自分でしならせないと しなりません。
なにが参考になるんですか?
ボールを打つのにしならせる必要があるなら
放っておいても しなる その練習用のクラブの硬さを
使えば 済むだけ と考えるのは変ですかね~