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〔旧阪神タイガース〕交流戦、セ・リーグ逆転勝ち越しの足を引っ張る。セ界唯一の敗戦

2017年06月17日 21時19分20秒 | ブログ
交流戦のセ・パ勝利数、
昨日の時点でパ・リーグの7勝リード。
若し本日、セ・リーグ全チームが勝利すれば、その差は一気に1まで縮まり、
最終日の大逆転勝ち越しが現実味を帯びてきた。

が、本日セ界でタイガースだけ負けたので、4しか縮まらず、
勝利数はまだパ・リーグが3リード。
逆転するためには最終日も本日と同じように、セ・リーグ5勝パ・リーグ1勝以上でなければいけなくなった。

交流戦勝率1位でも貰える賞金は500万円だけ、
それより勝ち越しリーグで分配する2500万円の方が遥かに大きい。

リーグ1位なら1000万円、
2位なら500万円、リーグ最下位でも100万円貰えるのだ。

リーグ2位以上はほぼ確定している。
500万円あれば、金本電力がコーチ陣を連れて、ペナントリーグ中に、いったい何回ゴルフに行けるか?

更に最優秀選手も必ず勝ち越しリーグから選ばれ200万円である。
勿論、半分以上は金本電力にピンハネされるであろうけど、それでも100万円が残る。

全て今日の敗戦でパー。
勝利率一位も無くなったから、これで旧阪神タイガースへの分配はゼロである。

意味がわかると怖い話2509 「悲しき復讐者」

2017年06月17日 09時29分38秒 | 意味がわかると怖いコピペ

多恵子がマンションの屋上から飛び降りたのは、今日のように寒い朝だった。 

 その日、ベッドを抜けてリビングに向かうと、部屋はがらんとして誰もいなかった。 

 しばらくして玄関のチャイムが鳴った。 

立っていたのは管理人だった。 

普段は毅然としている人なのに、顔面蒼白で小刻みに震えていた。 

その時の様子は、今でも映像のようにはっきりと覚えている。 

もう五年も前の記憶だ。 

 私は仏壇の前で「多恵子、行ってくるよ」と手を合わせてから会社へ向かった。 


 自殺の原因は私にあった。 

飛び降りる前の晩、彼女を激しく罵倒した。 

何の罪もないお腹に向かっても悪態をついた。 

最低な夫だ。 

 生前、多恵子は私をずっと支え続けてくれた。 

笑顔を絶やさず、毎日、温かい食事を用意して待っていてくれた。 

それなのに。 

たった一度の過ちを許してやれなかった。 

優しく抱きしめて、一緒に泣いてやれなかった。 

 帰りの電車の中、誰もいない部屋を想像したら、私は涙が抑えきれなかった。 

一緒にいた上司に何度も心配された。 



 家の最寄り駅で降りると、甲高い子供の声が聞こえてきた。 

見ると、改札の向こうで上司の奥さんと五才のお子さんが笑顔で手を振っている。 

上司も会社では見せたことのない満面の笑みを浮かべていた。 

 私はこの時、心底、家族の温かさを感じた。 

 父親と母親に囲まれて幸せな子供。 

それこそ私の思い描く理想の家族。 

 冬の夜風が頬をなでた。 

 アナウンスが列車の通過を報せる。 

 その時、ふと奥さんと視線が合った。 

ほんの一瞬。気まずそうな眼。 

 それだけで十分だった。 

 「理想の家族になって下さい」 

 私は上司に笑顔で言った。 

 列車がホームに滑り込んできたのは、その直後のことだ。