しっとう?岩田亜矢那

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冬に逆戻り

2018年03月05日 22時48分09秒 | ブログ

ここ2、3日の温かさに
♪春過ぎて夏来にけらし~
と洗濯物を天の香久山に干しに行こうかしらん思ってたら、

なんですのん?この急激な気温の低下!
帰ろうと外に出てきたら雨は上がってるけど、
正に冬に逆戻り。
今日ずっと邪魔だったコートにやっと出番が来た!

春一番の後は西高東低の冬型の気圧配置となって、
また寒さが戻ってくるとは言うけど、
春二番でも、きっちりその通りですな。


意味がわかると怖い話2636 「Sweet Love」

2018年03月05日 08時08分25秒 | 意味がわかると怖いコピペ

「あ……直弥!!ば、バイバイっ!!」

「おぅ、じゃあな。」



「挨拶できてよかったしょ!!」
「美結、頑張ったよ!!」

「う、うん…///」


私は高橋美結。
現在、このクールな彼、江崎直弥に片想い中です!!

クールだから、なに考えてるかわからないのがまた良くてっ。
中2から高1までずっと好きで、何度告白しようと思ったことか…

でも、内気な性格のせいで、さっきみたいに挨拶するので精一杯。
前に、誰も恋愛対象にみれないって言ってたから、確率はほぼゼロ。
この気持ちを早く伝えて、できれば付き合いたいなぁ…って思ったりする。

だけど、やっぱり叶わないただの夢でしかないんだよね。

神様…
「どうか私に勇気をください。」





「ねぇ美結!!そう言えば、あと2日でバレンタインじゃんか!!その時に、思いきって言えばいいじゃん!!」


そうか、今日は2月12日。
…あと2日で心の準備をしろと?


「ば、バレンタインにあげるの?私、絶対言えないよ…?」

「だいじょぶだって!!なんとかなるよ!!とりあえず、今日材料買わないとヤバくない?」


無責任な…
しかも、話勝手に進んでるし…

でも、確かに今まで言えなかった分、頑張って告白するのもいいかもしれない。
高校生にもなったんだし、少しは自信、ついた…よね、きっと。
せっかく直弥と同じ高校だし!!



放課後、私は材料を買いに行った。
あれ、お菓子作るとか、小学校のとき以来じゃないか…?
どうしよ、不安になってきた…

そんなことを思ってるうち、突然ふわっと甘い香りがした。


「これは…お菓子の匂い?」

美味しそう…
もう、買ったやつでいいかなぁ?
あははははっ…

「よし、買おう!!」


自分で「おい」と突っ込みながらも、その匂いのする方へ歩いて行った。

すると、可愛いらしい『Dream Drop』というお菓子屋さんらしきお店があった。


チリンチリーン


「いらっしゃいませ。『Dream Drop』へようこそ!!」


その可愛い声の主は、ゴスロリくるくるツインテールの可愛らしい店員さんだった。
私もあのくらい気合いいれないとダメかなぁ?


「あの、バレンタインのチョコとか売ってますか?私、渡したい人g…」


「もしかして、バレンタインに告白でもされるんですの?」


「!?」
「は、はい…」


そんな突然言わなくても…
てか、なんでわかったんだろ?


「うふふっ、わかりますわよ?そわそわしているのですもの。」

「わかりますか…
あのぉ………実は、叶わない恋だけど想いは伝えたい…って感じなんです。できるなら付き合いたいんですけどね。それで、頑張ろうかなと…」

「なるほどですわ。それでは、この『Dream Drop』で、夢を叶えて差し上げましょうか?」

「え?…叶うんですか?」

「正しくは、夢を見せる…ですわね。こうなってほしい、という夢を見られますわ。」


夢を見せる…か。
実際には叶わないんだよね…
うーん…


「でも、強く願えば願うほど、現実に影響をあたえますわよ?どうされますか?」


影響?
もしそれが本当なら、両想いも夢じゃないかも…
よし、買っちゃおう!!
って、お金さっき使っちゃった…


「だいじょぶですわよ?お金は要りません。あなたの夢が叶えば、それでいいのです。フフッ
その代わり4粒だけしかあげられません。それでもよろしくて?」

「いいです!!少しでもいい思いができるなら…」

「わかりましたわ。では、あなたには『ラブベリー』を。おやすみ前に、一粒なめてくださいませ。その夢、叶うといいですわね。」

「ありがとうございます!!」


チリンチリーン


「うふふ、今度は可愛らしい恋する少女ですか。この仔は、キレイに墜ちてくれるのかしら?フフッ」





その日の夜、美結は迷わずドロップを頬張っていた。


パクパクっ


「んー!!甘くて美味しい!!甘酸っぱいベリーの味だぁ。これが恋の味って…や……つ………」







「んうぅ…」


あれ?普通にベッドの上だ…
こう言うのって、普通、その場面が出てくるんじゃないの?

不思議に思いつつも、私は普段通りに登校した。


「美結おはよ!!今日遂にバレンタインだよ!!あげるんだよね!?頑張ってこーい!!」


あれ、今日だっけ?

…って、これは夢か。
夢なら成功するのわかってるし、なんか気が楽だなぁ♪



――放課後――

「あっ、あのっ…私、直弥のことが好きなの!!だから…もしよかったら、私と付き合ってほしいな…」

「えっ?美結、俺のこと好きだったの?…俺も好きだったんだけど。」

「本当…!?う、嘘でしょ…?」

「本当だよ。だから、よろしくお願いします。」


や、やったー!!夢だけど嬉しい!!
このまま、ずっと直弥といられたらなぁ…なんて、叶わないとわかっているけど、やっぱり願ってしまう。
とりあえず、このドロップがなくなるまで…

私、頑張らなきゃ!!






私は、放課後に、屋上に直弥を呼び出した。
夕日を反射して、直弥の眼鏡が光っている。

…ダメ、ちゃんと見とれてないで勇気を出さなきゃ!!


「はい、バレンタインのプレゼント!!」

「え?今日15…」

「あのね、私…直弥が好きなの。だから、ずっと、ずぅーっと、一緒にいたいなぁ…
大好きだよ、直弥!!」

「ちょ、ま、俺も…」


私は、直弥に思いっきり抱きついた。

ドンッ












「はい、ホワイトデーのお返し。ちょうど1ヶ月記念日だし、少し豪華だよ?」

「あ、私の大好きないちごタルトだぁ!!ありがとう直弥!!」


あぁ、なんて幸せなんだろう。
願いが叶うって本当に幸せ…


「美結ちゃーん!!どうだったぁ?」

「あ、美晴!!私、いちごタルトもらっちゃった!!美晴は?」

「私は、棗がお家に招待してくれるんだぁ♪楽しみー♪」

「えぇー!!うらまし過ぎる!!」


あははははは!!










「お二方、どうぞ、永久に幸せな時間をお過ごしくださいませ。」





うふふふふふ…