欧州C-C電機シリーズで、西班牙国鉄の旧型電機275型を導入していたが、ebayで好ましい木造トラス客車を発見し、275型に牽かせるため各等3両セットを即決購入。3両では寂しいので3等車単品を追加購入し、年末に漸く届いた。
手前から1等、2等、3等x3両。これは全車客室側で、通路側は窓配置が異なる。手前3両はセットのNorte鉄道の1929年式客車で、奥2両は単品の国有化後の1950年式。所属と年式が異なるが実質同じ車両。屋根の色とレタリングが違う。
1等車 客室側
1等車 通路側 コンパートメント式
2等車 客室側
2等車 通路側 コンパートメント式
3等車 客室側
3等車 通路側 通路が片側に寄っているが、コンパートメントの仕切は無い。
鐡道省が鋼体化客車(オハ31系)を導入するのは1927年以降なので、西班牙が1929年に木造客車を新製していても不思議ではない。台車もTR11類似のイコライザ式だが、側梁を一体プレスで造ってコロ軸受を入れているあたり、当時の先進国の実力が窺える。
モデルは適度なDetailの成型で、お馴染みの透明プラの保護パッケージに入っているので、多分香港製。レタリングを気にしなければ、日本の地方私鉄の客車として通用する。窓配置が左右で異なるので、1両で2度美味しいのもGood。これでダブルルーフだったら完璧だったが。