一年前の事です。お花畑で有名なカステルッチョ(Castelluccio)に行きました。カステルッチョ(Castelluccio)は、ウンブリア州にある小さな村で、マルケ州の境に面しています。この時期になると週末には沢山の人が、お花畑を見に訪れます。時期によって咲く花も変わり、高原一面に咲く花は絶景です。
カステルッチョのお花畑。
カステルッチョに行く時にお昼時にノルチャの町の近くを通ったので、ノルチャで昼食を食べました。ノルチャは、人口5000人ほどの小さな町で、生ハムやサラミ等の豚肉の加工品や質の良い黒トリュフで有名です。2016年の地震で大きな被害を受けて、旧市街にある教会や沢山の建物が崩壊したそうです。
町はまだあちらこちらで、修復工事をしていました。
ノルチャの町。
トリュフを売るお店。
レストランの店内。
テラス席もありましたが、お昼は暑いので利用する人はいないそうです。
テラスから良い眺めも見ることが出来ます。
ホテルもあり、ここは朝食に使われるそうです。このホテルも旧市街にあるのですが、地震があった数年前に耐震工事をしていて、被害はなかったそうです。レストランの人によると、地震で被害があった建物には、保証があるそうですが、保証される前に自分で修理をするとお金がもらえなくなるそうです。なので、地震から数年たった後でも、壊れたままになった建物をいくつも見かけました。
食事の前に冷たい飲み物と、有名なノルチャの長期熟成の生ハムをいただきました。目の前で切ってくれます。
そして突き出し。
カステルッチョはレンズ豆の産地でも有名です。そのレンズ豆とパルミジャーノレッジャーノチーズのムース
パン。
バターは、アンチョビ、香草入り等三種類。
シェフが蓋つきのお皿を持って来てくれて、世界で一番美味しい物と言って、蓋を開けるとお皿にはトマトのスパゲッティ。
色々な野菜のサラダ。
鰻とカリフラワーのピューレ。
ビーツとニシンの燻製のバベッテ(リングイーネ)。
メモを取っていなかったので、これは覚えていません。
豚肉のバーベキューソース。
4年熟成のパルミジャーノレッジャーノチーズとニワトコの実を煎じた飲み物。
プレデセール。
デザート。
食後の小菓子。
食事の後、シェフと少しお話をしました。シェフはこのレストランに来る前に日本のホテルのメインダイニングのイタリアレストランで数年シェフをしていたそうです。日本での思い出等を語ってくれました。