睡蓮の千夜一夜

馬はモンゴルの誇り、
馬は草原の風の生まれ変わり。
坂口安吾の言葉「生きよ・堕ちよ」を拝す。

いろいろ

2010-07-31 01:27:11 | アート(画・書・創作)

7月の終わりから8月の半ばがもっとも忙しい時期、
年に1度の作品展と句会もある。

このところ仕事が終わると画材店に立ち寄る日が多い。
美大生に混じってアクリルガッシュの色や画材を探しまわるのも
どうかと思うけど、時間は待ってくれないから。



                  ヌーベルカレーパステル
                                             
画材はアクリル、油絵の具、水彩、顔彩、パステル(Hard&soft)、オイルパステルのほかに
パステル・色鉛筆・透明水彩の三種を兼ねるアクアレルスティック(FABER-CASTELL)や、
水をつけた筆でなぞると水彩画になる水彩色鉛筆(KARAT AQUARELL by STAEDTLER)など
絵の具は同じ色の型番でもメーカーによって色合いが違う。
その微妙なグラデーションを捜し求める。


  
     ヌーベル                                    カステル

油絵が仕上がるまでチンタラやって1年がかり、アクリルなら一週間で描けてしまう。
その違いは絵の具の乾燥時間、アクリルはチューブから出した色が10分~30分で
乾燥してしまうから、ぼ~っとしてると、筆を入れる前に絵の具が固まって使い物に
ならなくなる。アクリル絵の具の乾燥を遅らせる添加剤(リターダー)もあるけれど
あの独特の匂いがNG。


   
  パステル色鉛筆STAEDTLER                                  顔彩 
                                                                                                                                          
油絵は描きながらイメージし、アクリルはイメージしたものを描く、
この差は大きいけど、その違いを楽しむ努力をしようとおも。
真夜中の狂気に魅入られぬよう、破壊と再生を繰り返さぬように。


   


いろいろといえば、
亡き母の口癖が「いろいろあるのよ」だった。
そのいろいろは、父の病のこと、畑のこと、ご近所隣組の噂話、
温泉行きの支度、毎日のお天気などだが、こうして書き出して
みると確かにいろいろある。

知人に「忙しそうだね」と声をかけられて、無意識のうちに母と同じ
セリフが口をついて出た。

 ♪赤いシャツにGパンはいた、こんなふざけたボクが
  あのオヤジに似ているなんて、はずもないのに・・・








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