睡蓮の千夜一夜

馬はモンゴルの誇り、
馬は草原の風の生まれ変わり。
坂口安吾の言葉「生きよ・堕ちよ」を拝す。

麻雀牌

2009-08-04 06:42:39 | アート(画・書・創作)

PCと格闘してた昨日、夜に電話がきた。
2ヌケの面子が足りなくなったから2時間ばかし付き合ってよと。
PCトラブルにかかりっきりの忙殺状態だから泣く泣くパスしたけど
不幸中の幸いというか、メンバー聞いたら私の天敵みたいな奴等、
はは、あやうく返り討ちになるところだった。

そこんちには雀牌が3種類おいてある。
最初に使ってた竹牌は、昔のプラスチックの軽い牌で積むたびに崩れ、
竹模様の縦線も特徴がありすぎて、モウ牌する必要もなく牌が読めた。
次のは重すぎる緑牌、面取りが甘いせいか、こいつもよくこぼれた。
責任分積むのにコツが必要だし、山からツモるたびに両隣りの牌が
転がり落ちるので不評だった。

その次は青牌、これが重さといい積み具合といい、ちょうどよい。
刻が深くて書体も流暢で字の色も薄すぎず濃すぎず品がある。
よそんちの雀牌でも、欲しいものは欲しい。

句会仲間なので物々交換を申し出た。鳩居堂の短冊・景徳鎮の水滴、
熊野の小筆set、ついには端渓の小硯まで出したが首を縦に振らず、
何か良い案はないものか、思案中なり。

気に入った趣味にのめり込み、どんどんハードルを上げていくと、
いつか、その高さに怖気づき、挑む気持が萎えてしまう時がある。

「ここが正念場」と闘争心を駆り立て、体当たりをぶちかませる人は、
どんなハードルでも越えられるんだろう。
自分はというと、それほど意気地がない。




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