桜島が大噴火する夢をみた。
南岳(頂上火口)と直下の昭和火口がひとつになり山体の上半分を
すっ飛ばす大爆発。
どういうわけか私が住んでる南関東まで空振と爆発音が聞こえていた。
(夢だからね)
夢の中で飛び起きてテレビをつけたらキラウエア火山みたいに
ドロドロの溶岩が山を滑るように流れてる。
そのうちテレビ画面の右隅から溶岩が溢れだした。
ぎょっとしたところで目が覚めた。
リアルな夢だった。
膝が痛むと山へ行きたくなる。
五体健康で山行の障害が何もないときは、こんなに強くは思わなかったのに、
行けないと思うと行きたくなる。
高山に積雪の便りが聞かれるころ、駄々っ子みたいにむしょうに行きたくなる、
テン場で再会したいヒトがいる。
ある年の10月中旬、上天気に浮かれ"水筒いらずの一の沢"から軽装備で
臨んだ常念往復、整備された道をハイペースで飛ばし森林限界に近づいたころ、
空は一転し、暗い雲のあいだから雪がちらついてきた。
常念乗越に着いたときには一面のガスと吹雪で10m先も見えない。
わが身の軽装備を悔い、ピーク手前のガレ場・ガス・強風を憂い
「次回がある、山は逃げない」
これは勇気ある撤退なんだと自分に言い聞かせながら山を降りた。
降りる途中でみぞれとガスに巻かれ1mほど滑落した。
これが積雪期で初期動作で止らなかったらどこまで落ちただろうか
冷や汗ものだった。
稜線に這い上がりトレッキングシューズを抜いで足をさすっていた時、
後からきた2人組みのパーティが声を掛けてくれた。
「どうかしました?」
「ちょっと落ちた(笑)。でも大丈夫ですよ」
「よかったら一緒に降りませんか。
僕らはヒエ平に車があるんで近くまで送りますよ」
親切な言葉に甘え"胸突き八丁"の下りをサポートしてもらった。
里に下りて一杯飲んだらすっかり意気投合、さんざ山の話をし、
槍のテン場での再会を期して家路に着いた。
翌年とあれから数回、テン場にいったがとうとう再会は叶わなかった。
某大学山岳部のワッペンを頼りに消息を聞いてもらったところ、
その山岳部はすでに消滅していたのだ。
もう彼らも立派なオジサンになっただろう...。
これから実家向け。
今日は2階の雨トイの掃除をする予定、
落ちないように気をつける。
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