睡蓮の千夜一夜

馬はモンゴルの誇り、
馬は草原の風の生まれ変わり。
坂口安吾の言葉「生きよ・堕ちよ」を拝す。

おもちゃと価値観

2009-08-17 06:04:49 | アート(画・書・創作)

神社の境内でメンコやビー玉で遊んでいたころ、欲しくてたまらない
オモチャがあった。夢でせがむほど欲しかった。
でも子供心に親の暮らし向きを案じ「買ってね」の一言が云えなかった。
私だけじゃない、みんなそうだった。
自然や動物が遊び相手でなんの不自由もない時代だったのだ。

今はというと、
物の代償がお金で済むならばサイフが空っぽになってもいい。
しばらくの間カップ麺をすすればこと足りるから・・・。
そうして手に入れた端渓硯を飽かず眺め、撫でさすり、墨を当てるマネをして
至福の一時に胸を焦がすのは、馬主Mr.Fusaichiの心境に似ているのかも。
こい(請^恋)願う人の手に渡り命ながらえ大事にされれば物の果報といえるだろう。

純粋に物を売り買いすることは楽しい。(Yahoo!オークションたまに出品)
自分の価値観で売値がつけられ、自分の希望する価格で入札できる。
売り買いに一切の押し付けがない、これからのマーケットはこうでなくちゃ。
時々熱くなるけど、それもまた楽しからずや。

「価値観」に値札をつけることに眉をひそめる人もいる
シニカルに冷笑する人もいる
子供の頃、指ばかりしゃぶっていたんだろうか
若い頃にマルクスを読みそこなったんだろうか。

活気が集まるところに潮流が生まれる
やりもしないで批判的な輩たちも一度やってみればよいのだ
お金を生かすも殺すも自分自身なのだから。

オークション話をもうひとつ。
オークションはお金のかからないバクチみたいなもの。
残り2分の攻防で入札価格が3.000円から21.500円まで高騰した。
値を釣り上げる片棒を担いだのは私なんですが(^^)
時間切れで負けたのも私なんだけど。(泣)

対象は木箱入りの色鉛筆でした。(開始価格:1.000円)
出品者は色鉛筆だと思ってるらしいが、ホントはもっと高価なパステルでした。
外国製有名老舗メーカーの120色木箱入りは近くの画材屋さんでもめったに
置いてない超レアなシロモノなので、落札した相手の方が一枚上手でした。

でも負けても金銭的負担が無いのがオークションのいいところ。
本気で欲しいと思ったら、たかが色鉛筆でも30.000円くらいブチこむ気合が欲しかった。
オークション山あり谷あり2分間、競馬もいいけどこれもいい、おそまつ。





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