全国漁民連(JCFU)などクロマグロTACの沿岸配分見直しを求める漁業者・団体が25日、農水省前や衆議院会議室で集会、要請行動を行い、水産庁にクロマグロ規制問題の解決を求める。
全国漁民連と実行委員会の共催による「全国沿岸クロマグロ漁民共同行動」で、全国漁民連の代表らは12日、水産庁に沿岸漁民(一本釣り、はえ縄など)へのクロマグロTAC配分(知事管理)が大臣管理のまき網に比べ少なすぎて「生活ができない」と7月からのTAC導入を延期するよう強く要請していた。
今回は水産庁に規制問題への釈明とTAC導入延期を求め、集会などを開く。全国漁民連は25日正午、農水省記者クラブで記者会見を行い、午後2時から農林水産省前で各地区代表、支援団体の挨拶を受け、齋藤健農水産大臣に面会を求め、要望書を手渡す。その後、首相官邸前を通り衆議院第1会館まで歩道をパレード、午後3時30分から「全国沿岸クロマグロ漁民大集会」を開き、クロマグロ規制問題で水産庁の責任者に説明を求める。また、各政党農林水産委員代表に要請文を渡し、各政党代表者の挨拶を受ける予定。