水産北海道ブログ

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序盤低迷の道南太平洋スケソウ刺し網漁業 10月末現在2,664㌧、前年同期比63%減

2018-11-06 16:27:43 | ニュース

 渡島・胆振のスケソウ刺し網漁業は、10月1日の解禁から31日までの1ヶ月間で3千㌧以下の水揚げに低迷している。不漁だった28年同期より低く近年最低で推移している

 道水産林務部漁業管理課のまとめによると、31日現在の漁獲量は2,664㌧で、渡島管内が1,468㌧、胆振管内が1,205㌧。

 10月の採捕上限値(TAC管理計画)8千㌧の消化率は33%にとどまっている。渡島、胆振から最大各50隻程度の漁船が出漁しているが、CPUE(操業1回当たりの漁獲量)は渡島・胆振合わせて1.41㌧/隻と低い。生スケソウの浜価格は、沖底ものが㎏50円前後、沿岸刺し網ものは㎏100円を切る水準とぱっとしない状況が続いている。


道秋サケ沿岸漁獲速報(10月31日現在)1,930万尾・33%増、406億円・22%減

2018-11-06 15:23:19 | ニュース

 本道沿岸に来遊する秋サケの定置網による漁獲量は、10月に入り、上旬で534万尾、中旬で366万尾、下旬で239万尾を上乗せし、粘りの操業が続いている。今後は胆振、噴火湾、道南での漁獲が期待される。魚体はいぜん小さいが、単価は横ばい、水揚げ金額も持ち直してきた。

 道連合海区漁業調整委員会によると、10月31日現在の秋サケ漁獲は全道で1,929万5,342尾と前年同期の132.6%。漁獲金額は405億5,897万円と同77.6%。

 地区別では、尾数で前年を大幅に上回っているのは、えりも以西の日高、えりも以東の東部・西部で前年の2倍前後。根室の北部・南部も前年の1.5倍以上となっている。えりも以東が金額でも2割増と唯一前年を上回っている。 道漁連の集計では、10月31日現在で約5万4千㌧と前年比16%増。上旬で約1万6千㌧、中旬で約1万㌧、下旬で7千㌧を上乗せした。単価はメスで1,000円、オスで400円前後。混みで700円という相場が続いている。


2018年11月6日(火)発行/北海道漁協系統通信6364号

2018-11-06 15:21:10 | 系統通信

平成30年 秋の叙勲
横内武久道信漁連会長が旭日小綬章受章

道東サンマ漁(10月末現在)
水揚げまとまり全国で9万㌧、道内で5万㌧

秋サケ親魚確保対策 釧勝、根室南部、宗谷で自主規制

網走管内サケ・マス漁獲(10月31日現在)
サケ892万尾・35%増、金額200億円・24%減

岩手県サケ漁獲速報(10月31日現在)
76.3万尾・12.2%増、11億9千万円・34%減

全道的に不漁のイカ漁
10月に稚内で918㌧、室蘭で720㌧とまとまる

本道のイワシ漁(10月末)11万5千㌧・7%増

好漁にわいたサハリン太平洋サケ・マス
12万㌧を突破、ベニ・シロを効率的に漁獲できず

ロシア漁業者の漁獲量426万㌧へ
極東約300万㌧、スケソウ約150万㌧で前年下回る

道西日本海(奥尻島以南)スケソウダラ資源調査
魚群の大きさ前年より大 40cm台の大型魚が主体

2020年全国漁港漁場大会の北海道函館市開催決定

13日、漁業政策の確立求める全国漁民代表者集会