早いもので今年も人名鑑を出す時期になりました。
コロナ禍でいろいろと大変ですが、よろしくお願いします。
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水産庁は、水産政策の改革、改正漁業法の円滑な施行に向けて「新たな資源管理の推進に向けたロードマップ(案)」を作成し、11日から25日までパブリックコメントを募集している。水産庁によると、ロードマップ案は、新たな資源管理を今後どのように進めていくのか、予め国としての目標を 明確にし、実行していくための具体的な道筋を示したもので、MSYベースの資源評価に基づくTAC管理を拡大(漁獲量ベースで8割)し、令和12(2030)年度までに「(444万㌧を目標に)10年前と同程度まで漁獲量を回復させる」としている。
現行8魚種をMSYベースの資源評価に基づくTAC管理に移行させ、新たに15魚種を対象に拡大し、第一陣として令和5年度メドにブリ、マダラ、カレイ類、ホッケなどのTAC管理の検討・導入を図る。15日に開かれた自民党の水産部会、水産総合調査会の合同部会では、水産庁案を「漁業者の声を聞くことを絶対条件」に承認することになった。全漁連は理事会の総合政策部会で基本的に承認を得たとしている。
しかし、道内では複数の漁業を組み合わせて操業する沿岸漁業の実態には合わないとして反対する声が強く、MSYベースの資源評価に対する不信感も。「徹底抗戦する」「妥協の余地無し」との強硬な主張も聞かれる。まさに「納得して貰うことの大変さ」が水産庁の肩にのしかかる。まずスケソウのMSYに基づく管理目標設定、漁獲シナリオを議論するステークホルダー会議の席に漁業者を着かせることが先決で、理解と協力を得るには至難の業だ。
本道沿岸に来遊する秋サケの定置網による漁獲量は、約157万尾と前年を下回る水準にとどまり、先行き不安から魚価が高騰している。
道連合海区漁業調整委員会によると、9月10日現在の秋サケ漁獲は全道で157万2,577尾と前年同期の92.2%。魚体は3.2㎏前後と前年を下回っている、単価が上昇、漁獲金額は34億1,448万円(同99.1%)と前年並みを確保している。
これらは混獲も含めた数字であり、前年は混獲数量が相当量加わっていた。混獲をカウントしていない道漁連の9月10日現在の秋サケ水揚げ速報では全道累計で2,792㌧、前年同期の136%とまずまずの出足。ただし、操業が進むにつれ、前年同期との増加率は下がり、㎏当たりメスで900円台から1,000円を超える高値、オスで400円台から500円を超える加熱ぎみの相場が見られる。
連合海区のまとめを地区別でみると、尾数で前年を上回っているのは、オホーツク海西部、同中部、えりも以東西部、日本海中部で、逆に根室北部、同南部、えりも以西噴火湾などは前年同期比30%台に低迷している。金額では根室除く各海区とも前年を上回っている。
▷オホーツク=1,070,347尾(103.5%)、2,355,488千円(112.4%)▷根室=118,006尾(35.0%)、295,542千円(38.8%)▷えりも以東=176,691尾(114.2%)、422,660千円(127.9%)▷えりも以西=28,512尾(74.6%)、73,911千円(105.7%)▷日本海=179,021尾(127.1%)、266,883千円(141.4%)▷総計=1,572,577尾(92.2%)、3,414,484千円(99.1%)