飲兵衛の酔写アルバムPartⅡ

毎週1回月曜日に更新します

九份

2020-02-27 00:00:01 | 2017年8月 台湾

前回に引き続き3年前の8月に訪れた台湾より、今回は台湾
で人気ナンバーワンの観光地、九份(きゅうふん)をご紹介
いたします。

清朝末にゴールドラッシュで賑わった九份。
金山の閉鎖と共に静かな山間の田舎町に戻りましたが、
映画「非情城市」の舞台になったことをきっかけに再び注目を
集める様になりました。
また日本ではアニメ「千と千尋の神隠し」に登場する湯婆婆の
湯屋を彷彿させるとして話題になりました。

懐かしい雰囲気が漂う街並みは、今や台湾だけでなく、日本や
韓国でも大人気。
台湾で一番行きたい観光地ナンバーワンになりました。

台北より台鉄に乗り瑞芳(ルーファン)駅で下車。
こちらの瑞芳駅前を左に曲がり、九份老街行きのバス停に向か
いました。
徒歩10分ぐらい、思ったよりも駅から離れていました。

 

 

九份老街行きのバスです。

 

 

九份老街でバスを降りるとすぐ基山街の入り口があります。
細い路地に食堂や台湾デザートの店、土産物屋が軒を連ねていました。

 

 

 

 

魚丸湯(魚のツミレ汁)はとてもあっさりしていて美味しいですよ。

 

 

台湾料理が大好きな飲兵衛なのですが、この「臭豆腐」だけは駄目!
最初に臭いを嗅いだときには気絶しそうになりました。

 

 

 

 

基山街を進むと右手に下りの石段が見えてきます。
この石段を下ると「千と千尋の神隠し」のモデルとなったと
云われる(実際にはそのようなことは無いとの事ですが)
「阿妹茶樓」(あめおちゃろう)があります。

 

 

こちらがガイドブックに必ず出てくる超有名な「阿妹茶樓」です。
夕暮れの灯かりの点いたあの幻想的な写真が撮りたくて、
ここより
少し下った広場で夕暮れを待ちました。

 

 

 

 

やがて日も落ちて灯かりが点り、絶好のシャッター時と思いきや、
バスツアーの団体さんが怒涛の如く押しかけて来ました。
団体さん達、日本人の観光客と韓国人の観光客が半々ぐらいでしょうか?
狭い石段がすし詰め状態になり、身動きできない状態になりました。
これは危険!
飲兵衛、この団体さん達が立ち去るまで今暫く待つことにしました。

 

 

 

 

待つこと一時間、団体のツアー客も去り、やっと身動きできる様に
なりました。
空はすっかり暗くなり、フォトジェニックな時間は過ぎてしまいましたが、
念願の「阿妹茶樓」の夜景を撮りました。

石段の下からパチリ。

 

 

 

 

石段の上からパチリ。
この位置からが一番絵になりました。

 

 

 

「阿妹茶樓」の夜景も何とか撮り終え、再び九份老街バス停に
戻ったのですが、
何とバス停には数百人もの人達がバス待ちで並んでいるでは
ありませんか!
これはもうバスは無理と見切りをつけ、台北行きの「乗り合い
タクシー」に乗ることにしました。
一人千元(日本円で四千円)かかりましたが、
何時間もバスを待つことを思えば止むを得ないと諦めました。

 

 


士林夜市&雙城街夜市

2020-02-24 00:00:01 | 2017年8月 台湾

今年は花粉が多いですね~。
花粉症の飲兵衛、クシャミ連発、真っ赤なお顔に鼻水ジュルジュル
で色男台無し。
最悪な季節を迎えました。

この連休何処にも出かけず家でゴロ寝の結果、とうとうブログの
ネタが無くなってしまいました。
そこで外付けハードディスクに仕舞っておいた写真の中から、
3年前の8月に訪れた台北の士林(シーリン)夜市と雙城(ソウジョウ)街夜市
をご紹介いたします。

まず最初は台湾最大で観光客に大人気の士林夜市です。
士林夜市に行くにはMRT剣潭駅で降ります。
次の駅の士林駅ではありませんので、始めての時には注意が必要です。

 

 

 

 

 

 

カメラを向けたら射的場のお姉さんがピース。

 

 

ここから地下一階に入ると、
ガイドブックに必ず出てくる超有名な士林美食街になります。

 

 

士林美食街は、ビルの中にオープン形式の食堂がズラリと並んだ大食堂街
です。
冷房も効いていて、メニューも日本語で表示されています。
しかし値段が完全に観光客向けでかなり高く、お客もほぼ全員が日本の観光客
で地元台北の方は全くいませんでした。
飲兵衛ここは見学するだけにしました。

 

 

 

 

士林夜市は早々に引き上げ、雙城(ソウジョウ)街夜市に向かいました。
MRT中山国小駅から徒歩5分。
雙城美食街とも呼ばれ、屋台とテーブルがここ狭しと車道を占拠して
営業し
ています。
夜市と言いながらも入口のテントには「24H」と書いてあるよう
昼間も屋台は開いて食事ができます。

こちらは完全に地元の人たちがお客さんで日本の観光客は見当たりません。
台湾のローカルな雰囲気を楽しみたいなら絶対にこちらがお勧めです。
台湾の方は親切なので、言葉は分らなくても、身振り手振りで充分注文できます。

 

 

 

 

こちらの店は珍しく日本語表示も。

 

 

一羽ごと蒸した丸鶏、美味しそうです。

 

 

店先にぶら下がった札には「請先付款」(代金前払い)と書かれていました。

 

 

凄い数の串焼きですね。
ちなみに「猪」は「豚」のことです。

 

 

天婦羅は台湾でも天婦羅でした。

 

 


可睡斎ひな祭り

2020-02-20 00:00:01 | ひな祭り

前回の我が家の思い出のお雛様に多数の温かいコメントやリアクッション
を頂き、ありがとうございました。

今回は遠州三山の一つで曹洞宗の名刹・萬松山可睡斎(袋井市)のお雛様を
ご紹介いたします。
日本最大級、三十二段・千二百体のお雛様は実に壮観。
見る人を圧倒しました。

 

 

三人官女や五人囃子というより、
三百人官女や五百人囃子という感じですね。

 

 

 

 

お内裏様も一杯。

 

 

最前列、中央のお内裏様をアップでパチリしました。

 

 

隣の部屋には豪華な一品作りのお雛様も展示されていました。

 

 

 

 

こちらは竹の中のお雛様、可愛いですね。

 

 

 

 

 


我が家のお雛様

2020-02-17 00:00:01 | ひな祭り

今から9年前の2011年、
4人いた娘達も皆親元を離れ、この年がお雛様の飾り収めとなりました。
以来押し入れの中にしまったまま。
孫に女の子がいれば良いのですが、おかしなもので孫は全員男の子
です。

 

 

 

 

最上段のお内裏様。
童謡「うれしいひな祭り」に

♪お内裏様とお雛様
 二人ならんですまし顔

とありますがこれは間違い。
お内裏様とは男雛・女雛の一対のことで、男雛のことではありません。
作詞家のサトーハチローさんもとんだ勘違いをしたものです。

 

 

上品で美しいお顔ですね。
鬼瓦みたいな顔をした女房殿とは大違いです。

 

 

♪お嫁に行かれた姉さまに
 良く似た官女の白い顔

二段目の三人官女です。

 

 

 

 


♪五人囃子の笛太鼓
 今日は楽しいひな祭り

五人囃子を見ると、四人の娘達の子供の頃が思い出されます。

 

 

 

 

四段目は「左大臣・右大臣」と呼ばれていますが、
これまたとんでもない間違いです。
殿上人の中で、左大臣・右大臣は太政大臣に次いで身分の高い人達です。
このような下段で、弓矢を携え宮中警護に当たるなど絶対にありえぬことです。
近衛大将および近衛中将だと思われます。

まずは左大臣(実際は近衛大将)より。

 

 

続けて右大臣(実際は近衛中将)です。

 

 


梅の花に集まる小鳥達

2020-02-13 00:00:01 | 身近な野鳥

2月11日、浜松は快晴で風も無く、暖かな春日和になりました。
そこで飲兵衛

♪春が来たかよ 街にも山にもサ
 梅も咲いた 咲いた
 ステテコシャンシャン
 丼鉢ちゃ 浮いた浮いた
 ステテコシャンシャン

などと鼻歌まじりに浜名湖ガーデンパークへ出かけてみました。
ガーデンパーク内の梅園では梅が満開。
小鳥達が花の蜜を求めて集まっていました。

早速「ジョウビタキ」のオスを見付けてパチリ!

 

 

 

 

「ジョウビタキ」のメスは梅園から少し離れた所で、オスとは別行動
をとっていました。
ジョウビタキはオスとメスとではテリトリーを異にしている様です。

 

 

 

 

色は地味なのですが、とても愛くるしい表情をしていますね。

 

 

 

 

梅に集まる小鳥はやはりメジロが多いですね。
先日河津桜に集まるメジロを撮ったばかりでいささか食傷気味
なのですが、
「メジロも梅の賑わい」ということでとりあえずパチリしました。

まずは白梅で。

 

 

 

 

続いて紅梅(桃色梅)で。

 

 

飲兵衛さすがにメジロには飽きました
次回はメジロ以外のネタを探します。

 


「河津桜に集まるメジロちゃん」&「白梅・桃色梅」

2020-02-10 00:00:01 | 身近な野鳥

昨日(2月9日・日曜日)は風は冷たいものの晴天でした。
そこで飲兵衛、近くの公園へ河津桜の花の蜜を吸いに集まるメジロちゃん達
撮りに
出かけました。
それではとっても可愛いメジロちゃん達をご覧ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いや~メジロちゃん達とっても可愛いですね。
実はメジロちゃん達の飛んでいる所を撮りたかったのですが、

不規則にピョンピョン飛び跳ねるのでこれが難しく、
モタモタしている間にいなくなってしまいました。

公園でメジロちゃん達を撮ったのは正味10分足らず。
このまま鬼女房殿のいる家に帰るわけにもいかず、
次は梅を撮りに
龍潭寺へ向かいました。
龍潭寺は3年前のNHK大河ドラマ「女城主直虎」で有名になった
井伊家の菩提寺です。
こちらの梅は本数こそ少ないものの、上手に剪定されていて
けっこう絵になりました。

まずは清楚な白梅です。

 

 

 

 

 

 

続いて可憐な桃色梅です。

 

 

 

 

 

 

 


「古宇利(こうり)島」「備瀬のフクギ並木」「備瀬のワルミ」

2020-02-06 00:00:01 | 2017年正月 沖縄

とうとうブログの新ネタが無くなりました。
そこで今日は3年前の2017年正月に訪れました
沖縄より、
「古宇利(こうり)島」「備瀬のフクギ並木」「備瀬のワルミ」」

ご紹介しようと思います。

「古宇利島」は沖縄本島北部にあるエメラルドグリーンの海に囲まれた
小さな島です。
2005年に隣の屋我地島との間に古宇利大橋が開通し、車で行ける離島と
なりました。
透明度が高い海とその景色の素晴らしさから、たくさんの観光客が訪れる
島となっています。

まずは古宇利大橋よりアップいたします。

 

 

エメラルドグリーンの海がとても綺麗でした。

 

 

 

 

古宇利大橋を渡った頃から突然空が崩れだしました。

 

 

そして、とうとう雨に。

 

 

雨の古宇利島を早々に切り上げ、次の目的地本部町「備瀬」にむかいました。
古宇利大橋より望んだ対岸は雨で霞んでまるで水墨画の様でした。

 

 

沖縄本島と屋我地島との間を流れる「ワルミ海峡」も雨で霞んでいました。

 

 

備瀬に着いたときには雨や止み、再び青空が見え出しました。
「備瀬のフクギ並木」は「美ら海水族館」に隣接しています。
昔ながらの民家が数多く残り、民家の周りに防風林として植えられたフクギ
は数千本にものぼり、古いものは樹齢300年とも言われています。
集落の通りはフクギの並木道となっていて、まるで緑のトンネルのようです。

 

 

 

 

備瀬でも水牛車が観光客に人気です。

 

 

続いて「備瀬のワルミ」です。
「備瀬のワルミ」は観光客、特に中国の観光客、に大人気のスポット
でしたが、
この年(2017年)の7月から立ち入りできなくなりました。
この海岸へ至る唯一の通路は地元の方の私有地ですが、
マナーの悪い観光客がゴミを捨てていくため、遺憾ながら立ち入り禁止になっ
てしまいました。
ほんの一部なのでしょうが、中国の方達のマナーの悪さには困ったものです。

 

 

この神秘的ともいえる景色が見られないのは本当に残念です。

 

 


雄踏歌舞伎(その4・子供歌舞伎三人吉三巴白波)

2020-02-03 00:00:01 | 田舎歌舞伎

田舎歌舞伎を始めとして、地方の伝統文化保存会にとって一番大切
なのが後継者の育成です。

そのため、雄踏歌舞伎において今一番力をそそいでいるのが
子供歌舞伎の育成です。
その中心の中学三年生のグループが今回は高校受験のため出演
できませんでしたが、その穴を小学校四年生を中心としたグループ
が見事に埋めて
くれました。
それでは小学校四年生による「三人吉三巴白波~大川端庚申塚の場」
をご覧ください。

江戸本町の木屋文蔵の手代十三郎は金百両を落とす。
拾った「おとせ」は十三郎に届けようとする。
(実際の歌舞伎ではおとせは夜鷹なのですが、さすがに小学校四年の子に
夜鷹は不適切ということで、ここでは町娘の設定で登場しました)

 

 

それを狙って美しい女装姿の「お嬢吉三」が現れる。

(ご両親の方々が舞台下に居て、ここぞとばかり大量の「おひねり」を投げ込んで
いました。)

 

おとせを呼び止めて、

 

 

お嬢吉三が近寄ります。

 

 

お嬢吉三はおとせに襲い掛かり百両を奪い、

 

 

 

 

大川に突き落とす。

 

 

ここからが名場面!

「月も朧に白魚の篝も霞む春の空、
冷てえ風も微酔に心持よくうかうかと、
浮かれ烏のただ一羽塒へ帰る川端で、
棹の雫か濡手で粟、
思いがけなく手に入る百両、

(御厄払いましょか、厄落し、という声が舞台の奥から)

ほんに今夜は節分か、西の海より川の中、
落ちた夜鷹は厄落し、
豆沢山に一文の銭と違って金包み、
こいつぁ春から縁起がいいわえ」

これだけの名科白を小学四年生の男子がすらすらとが言えるのですから、
大したものです。

 

 

その場を見ていたのが「お坊吉三」。
おとせから奪い取った百両を巡って二人は刀を抜いて争う。

 

 

 

 

通りかかった「和尚吉三」が止めに入り、争いの百両は和尚吉三が
預かり、三人の吉三は義兄弟の契りを結ぶ。

 

 

三人吉三が大見得を切るところで幕となりました。