天宮(あめのみや)神社では
「田心姫命」(たごころひめのみこと)
「湍津姫命」(たぎつひめのみこと)
「市杵嶋姫命」(いちきしまひめのみこと)
の三柱の女神様が祀られています。
天照大神と素戔男(すさのお)命とが天の安河で誓約のとき誕生され、
宗像大神と称されます。
およそ千五百年前に筑紫国宗像から神霊を迎えて斎(いつ)き祀ったと
伝えられています。

こちら本殿では小学校低学年のお嬢さん達4名の「乙女の舞い」や、
小学校高学年のお嬢さん2名による「浦安の舞い」が奉納されました。
写真を撮られている方もいましたが、部外者の飲兵衛本殿での撮影は
遠慮しました。

それでは前回に引き続き十二段舞楽より
十番「抜頭」(ばとう)
当日は稚子の「一人舞い」でした。
翌日は「座頭の坊」と称する子供と大人の争うさまを舞うそうです。

暗くなりシャッター速度が落ちて来たため、こうしてパソコンで見ると
この辺りから被写体ブレが出始めていました。
ヘボ飲兵衛、撮影時には気付かず、
もうトホホホです。

十一番「納蘇利」(なっそり)
裲襠装束で恐ろしい緑色の面をつけ桴を持って舞います。
その動きは活発で「走りもの」と呼ばれています。
神社によっては、女性や少年少女が舞う場合もあり、
その場合は、舞楽面を着けずに山吹の挿頭花を挿した前天冠を着け、
歌舞伎舞踊と同様の舞台化粧をする場合があるそうです。



十二番「獅子」
俗に”獅子伏せ”と言います。
悪魔払いとも五穀豊穣の祈りとも伝えられる祝儀舞です。
大きな榊を持って登場。奉納殿を清めます。

周りはもう真っ暗。
普通の撮影ではブレブレになるので、
ストロボ嫌いの飲兵衛も止むを得ずストロボを使用しました。
ストロボ効果で動きがピタリと止まって画面が鮮明、
もっと早めに使えば良かったと大反省です。

そして獅子退治。
獅子退治を終えた武人が半紙で鼻をかみ、その紙をばら撒き
ます。
それを拾った人は今年一年無病息災といわれ、大勢の観客が押し
寄せましたが、
残念ながらその場面は撮り損なってしまいました。
