日月潭・水社碼頭よりフェリーに乗り対岸の玄光碼頭に着きました。
この奥左手の石段を上って行くと玄奘法師(三藏法師)を祀った玄光寺になります。
玄光寺正面からは日月潭の素晴らしい景色が一望できました。
玄光寺は1955年に建てられ、西遊記でもお馴染みの玄奘法師の霊骨を祀っています。
玄奘法師は唐の太宗の時代、インドへ経典を探しに赴き、10年あまりかけて帰国しました。
その際650部の経文を持ち帰り、その内75部を弟子と翻訳し、1355巻を完成させました。
これらの経文は中国における仏教の発展に大きく貢献しました。
日中戦争中、日本軍は南京から玄奘法師の霊骨を運び出し、
埼玉県の慈恩寺に奉納していましたが、1955年(昭和30年)11月に霊骨は台湾へと奉納
(分骨)され、玄光寺の完成後は当寺に祀られています。
玄奘法師のインドへの往路・帰路が描かれていました。