紅葉の季節になりました。
今年は紅葉が遅れている様で、毎年訪れる小国神社や大桐院は未だ
紅葉が見られず、来週に延期しました。
そのためブログネタ切れとなった飲兵衛、
5年前の2019年11月23日(土)に訪れた京都・嵯峨野の紅葉を
再アップいたします。
当日は始発の新幹線(6時32分浜松発~7時56分京都着)に
乗り紅葉の京都へ、日帰りで嵯峨野を訪れました。
紅葉見頃には若干早めでしたが、浜松では見られない様な素晴らしい
紅葉が随所に見られました。
浜松駅でパチリ。こだま693号新大阪行きです。
渡月橋から見た嵐山方面。
やっと色づき始めたといったところでしょうか。
桂川に沿って最初の目的地の天龍寺塔頭「宝厳院」へ向かいました。
宝厳院の庭園は「獅子吼の庭」と呼ばれる名園です。
「獅子吼」とは仏が説法すると言う意味で、庭園内を散策し、人生の
真理、正道を肌で感じる、無言の説法の庭といわれています。
さすがは京都、落ち葉にも風情がありますね。
宝厳寺に続いて臨済宗天龍寺派大本山「天龍寺」を訪れました。
天龍寺は足利尊氏が夢窓国士を開山として創建された禅宗の寺院です。
京都五山第一位の寺格とされ世界意文化遺産にも登録されています。
こちらが曹源池です。
北門を抜けあの有名な「竹林の小路」へと進みました。
石畳とかでは無く、アスファルト舗装なのにはちょっとがっかりしました。
「竹林の小路」から御髪神社横の小倉池を通り次の目的地「常寂光寺」へ向かいました。
こちらが小倉池です。
小倉池を抜けて次の目的地「常寂光寺」を訪れました。
山門をくぐると目の前に真っ赤な紅葉が広がり、まるで紅葉の国に迷い込んだ
様な気分にとらわれました。
仁王門です。
仁王門から本堂へ続く末吉坂の斜面は一面苔に覆われていました。
碧の苔の上の紅い落ち葉がとても鮮やかでした。
まるで紅蓮の炎、休憩所付近は赤く萌え上がっていました。
女坂を下る途中、鐘楼が紅葉に紅く包まれていました。
まずは縦位置でパチリ。
続けて横位置でパチリ。
常寂光寺から「落柿舎」の横を通り「祇王寺」へと向かいました。
「落柿舎」は松尾芭蕉の弟子・向井去来の別荘として使用されていた場所で、
その名は、嵐のため庵の周囲の柿が一夜にしてすべて落ちたことに
由来しています。
「祇園精舎の鐘の聾、諸行無常の響きあり。
沙羅双樹の花の色、盛者必衰のことはりをあらわす。
おごれる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。」
「平家物語」に登場する、平清盛の寵愛を受けた白拍子の祇王と仏御前
が出家のため入寺した尼寺として知られている祇王寺です。
侘び寂びとは無縁の飲兵衛ですが、楓と苔に覆われた草庵からはそこはかとなく
寂しさ、もののあわれさが漂ってくる祇王寺でした。