最近はすっかり息子が家仕事を引っ張ってくれている。
洗濯物が洗い上がると干しているし
取り込んで置きっぱなしにしておくといつの間にか畳んであるし
夜風呂から上がると私の布団が敷かれているし
「母さんは僕が何をしたら嬉しい?助かる?」
と聞いてくれる。
土曜日の朝食のあと、使った食器や鍋がそのままだった。
ムスカ大佐(夫)はすっかり出かける支度をして早く早くと号令をかけている。
やれやれ、食器は帰って来てから洗うか・・・と思ったら
息子がさっと腕まくりをして流しに立った。
大佐は
「えーーー、今から? いいよ~やんなくて~出掛けようぜ~」
と言ったけど息子はすぐに洗い始めた。
大佐は苦笑いして
「君はホント俺に似て偉いなぁ。立派に俺のDNAを継いでくれたな!」
と言って息子の隣に立って、洗った食器を受け取って水洗いしている。
よく言うよ~と思ったら息子が
「このあたりのDNAは大佐からは引き継いでいないと思う」
とピシャリと言った。
へへへ、そのとーり!
しらんけど。
よく言った!
大佐は今から分けてもらいなさい、DNA。
あ、うちも分けて欲しいかも。