21日から23日まで、浜松市で全国自治体学校がありました。久しぶりに全日程の参加。2日目の分科会では、浜岡原発関連の分科会に参加しました。
今回の2日目の分科会は現地の実地調査。まず、原発近くにある原子力保安検査官事務所で、所長の説明を聞きました。いわゆるオフサイトセンター。万が一事故が起きたときには、国やら県や市やらと担当者が集まって、対策をすすめるセンターとなる場所がここだそうです。でもここは原発から2キロメートルほど。福島の場合、近すぎて放射能汚染で使えなかったのですが、ここも同じ。いま移転が検討されているようです。いまでも第2の拠点はあるにはあるそうですが、体育館のようなところで、機能させるには不十分なようです。
次に、原発の入口にあるPR館。原発の圧力容器の実物大の模型が展示されていました。
全国でここにしかないそうです。PR館の最上階からは原発の全景を見ることができました。
いまは、防波壁のかさ上げ工事が行われていました。
PR館では、ガイドさんの一通りの説明のあとに、地元の運動団体の方からの説明もうけました。双方の話を聞くと、非常によくわかりましたね。
今回の分科会では、見学だけでなく、地元の方の案内とこれまでの運動と到達など、なかなか聞くことのできない話をいろいろ聞くことができました。
特に、言われていることではありましたが、原発が動いている時よりも止まっている時の方が雇用が増えるということ。現地の方から直接そんな話を聞くと、説得力があります。
止まっている時の保守・管理のほうが動かしている時よりもむつかしいとのこと。廃炉には数十年かかります。
現在、津波対策が不十分ということで、いまは6基全部止まっています。しかし、再稼働も狙われており、油断はできないとのことです。また、周辺には8本の活断層。そのうち4本が敷地内にあるそうです。
いろいろ勉強して、書いているときりがないです。でもいろいろ参加している人の話を聞いたり、地元の方の話を聞いていると、全国的にも原発を巡ってはいまも党派を超えていろいろ運動が取り組まれていることや、運動の歴史をいろいろ感じることのできた分科会でした。
最終日、3人の方が全体会で発言。病気と闘いながら頑張る議
員の方も発言されていました。毎年新しい研究成果や知見が示され、毎年、新しいことを得ることができます。また、可能なら、できるだけ参加したいと思います。
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