北のパラダイス

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フランスのテロ事件

2015年01月12日 | 国際問題
新年早々パリで起きた連続テロ事件は、フランスのみならず全世界に衝撃を与えた。

犠牲となった方々には哀悼の意を申し述べたい。

言論の自由をテロという卑劣な手段で封殺しようとした行為に対して、フランスだけでも数百万人規模の抗議デモが行われ世界各地に広がっている。

しかし問題の根は深く、今後どういう展開になるのかは予断を許さない。

幸い、現時点では犠牲者を追悼しテロ事件に抗議するデモだけで済んでいるが、これまでのように復讐、報復という形が続くのであればまさにエンドレス。

相手に悔い改める気持ちがあれば犠牲になった人達も少しは浮かばれるだろうが、テロリストにそんな気はさらさらないだろう。

これでは、いつまでたっても世界の平和は実現しない。

いったいどうしたら良いのか...?

ただ、今回の抗議デモが、国籍や宗教を超えた全人類的な見地で行われているところに一条の光が見い出せる。

特に、パリに終結した各国首脳の中にイスラエルの首相とパレスチナの指導者が含まれているという事実は、世界平和を実現する上で大いなる力となるように感じる。

テロリストやそれを支援する国・組織・団体などに属する人間は、70億人余りの地球人類からすればほんの一握り。

しかし、ほんの一握りによって人命が危険に晒され、世界平和が危機に陥っている現実...。

排除することは簡単。

でもそれだけじゃ問題の解決にはならない。