郷が杜備忘録

旅行や読書と日々の行動の記録。
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ティファニーで朝食を(トルーマン・カポーティ著)

2023-11-07 | DVD鑑賞

先日、映画の昔の名作をDVDを借りて見た。

オードリー・ヘップバーン主演の「ティファニーで朝食を」である。
名前は知っていたが、内容はわからなかった。
その後、原作の本も借りて読んだ。
映画では、最初に主演のオードリー・ヘプバーンがニューヨークのティファニーのお店の前に現れ、ウィンドウをのぞきながら
クロワッサンを食べ、紙コップでコーヒーを飲んでいる。この場面は原作にはない。小説の翻訳者によれば、映画の時に加えられたという。
またティファニーというのは有名な宝石店であるが、ここには食事をするような食堂はなかったことも翻訳者が言っていた。
「ティファニーで朝食を」というのは、この物語の主人公の夢だったのではないだろうか。
この映画の主題歌は「ムーンリバー」であった。この曲は何度も聞いていたが、映画の主題歌だったことは知らなかった。
なんと知ってるようで何も知らないことか?
小説を読んで、カポーティの原作が出たのが1958年秋(昭和33年)、この映画は1961年(昭和36年)に公開されたことを知った。
さらに舞台となった時期は1940年代前半、日本でいえば太平洋戦争を戦っていた時代である。日本はやがて、本土まで空襲されるように
なるが、アメリカはヨーロッパとアジア・太平洋で軍隊が戦っている時期であった。
物語は、ホリー・ゴライトリーというまだ二十歳にもならない女性と、作家希望の青年との話である。ほかに、赤毛の猫や日系アメリカ人の
ユニオシという人などが出てくる。青年がかつてあった話を思い出しながら語るようになっている。
映画では最後にホリーと作家が抱き合って終わるが、小説ではホリーは南米にわたり、さらにアフリカにまで渡って放浪を続けたように
語られていた。
映画の主役のオードリー・ヘプバーンは素敵であった。映画の中でもいろんな男たちから言い寄られる魅力ある女性だった。
この映画は内容よりも、オードリー・ヘプバーンの魅力を存分に発揮した作品だと思う。
小説の内容はこの映画を見ていないとなかなか理解できないようにも感じた。私は映画を見て、小説を読んだから、なんとかその
内容について行けたのだと思った。
とにかく往年の名女優はこれからも追いかけてゆきたいと思った。

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