オリンピックが始まろうとしているが、我が家は日々変わりはない。
祝日で家内も休みだったので、しばらくぶりに車で近場に出かけてみた。
6号線を南下、山元町の「やまもと夢いちごの郷」に向かった。
車で40分ほどのところである。
目の前に常磐線の坂元駅がある。ここは震災時の津波で大きな被害を受け、駅も線路も新築された。
ここも、その時にできたもので、山元町の特産品や旬の野菜、新鮮な魚介類、地場産品を使った
加工品などが、たくさん売られている直売所である。
ちょうど、たまねぎの詰め放題が行われていたので、1袋150円で買ってきた。
直売所の一角に、「TSUNAMIハーレー展示館」というのがあり、そこには東日本大震災で被災し
当時の状態のまま保管されてきたアメリカ製オートバイ「ハーレーダビッドソン」が展示されていた。
被災した実物2台のほかに、津波により山元町からカナダへ流れ着いたハーレーの写真も
展示されていた。この車両は、「奇跡のハーレー」と言われ、実物はアメリカのウィスコンシン州の
ミルウォーキーにある「ハーレーダビッドソンミュージアム」に展示されているという。
買い物をして帰る途中、近くにある「震災遺構 中浜小学校」も見てきた。
この小学校は、海に近い小学校で、作るときは地盤を2m高くして作り、外からの人も避難
できるように造られていたといいます。しかし、津波は想定以上の高さで襲い、そのため
2階では避難できず屋上の屋根裏部屋と屋上に逃れて、90名の命を守ったといいます。
今日は5月に落雷で2階が被災したため、公開されておらず、外周だけの見学でした。
校舎脇の階段の上隅に青く表示されているところまで、津波が上がったといいます。
1階、2階は津波で壊され、流されました。
奥にある堤防の先が海だといいます。
校庭に日時計がありました。後ろの山並みは、西側の阿武隈山地です。