フォトジャーナリストの森住卓さん。(右)
久しぶりに「百里初午祭」の会場に姿を現しました。
生きていたんだねぇ。
その森住さんから、小粒のクルミをもらいました。
「何、この小さくてきたない実。どうしろというの?」
なんて憎まれ口をたたいてしまうのが悪い癖。(猛省)
2005年の秋、
パキスタンのカシミール地方を大地震が襲いました。
その10日後に現地入りした森住さんは、
壊滅した村で、あるお宅にお世話になったそうです。
畑も壊滅し麦の作付もできなくて、食べていたのがクルミ。
その命の糧を、
取材に区切りをつけその家族に別れをつげたさいに、
「もう行くのか。これを持っていけ」
と、
森住さんの両手にあふれるほどくれたのだそうです。
小粒だけど重い重い、まさに命のクルミだった。
森住さんのHP → こちら。
カシミールからの報告 → こちら。
ところで、
森住さんが首から提げているカメラ。
黒いガムテープがぐるぐるに貼り付けられています。
これは、
戦場で目立たないようにするためなのか、
それとも砂漠で砂の侵入を防ぐためなのか、
その両方なのか、ぜんぜん別の理由なのか、
教わるのをうっかり忘れました。
→ 人気ランキング