日刊「NOCUSる」

たとえば5年後、あなたは何を食べている? それは、どこで誰が作る?

田んぼ惨状

2006-10-16 | 野良から

おとといから稲刈りにかかっている田んぼは、
不整形の11枚で、あわせて面積は60aほど。
中のほうの数枚は農道も通っておらず、軽トラすら横付けできません。
ことしは、
いつまでもぬかっている部分があって、コンバインが旋回できず、
けっこう広い面積を手刈りしました。
そのうえ、
アイガモを放飼したのですが、羽数が多かったため、
広大なミステリーサークルが現出しました。

そして実りの秋を迎えて・・・
そこそこ除草ができたと思ってカモの回収が早かったことと、
ぬかっていて作業を後回しにしたため甚だしい刈り遅れとが
重なって、稲の倒伏が広がり、
クサネムほかの雑草がはびこってしまいました。
さらに、初期生育のよかった2枚の田んぼ(15aほど)はイモチ病でほとんど全滅状態。

まさに何ともはやの惨状です。

例年なら2日で終わる田んぼが、
きょう3日目にも終わすことができませんでした。

最近、口の悪い友人が、

> いいなあ31さんは、
「みぃろよぉ~あおいそらぁ~」の
筋金入り、のーてんき思考で・・・・

などと、
勝手なことを掲示板に書いてきていますが、
とんでもない勘違いです。(つづく)

そんな余裕があるはずないでしょって同情してくれる人も、あたってるんじゃない?って冷たいひとも
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木造船

2006-10-15 | まち


市内の大津港です。
いま木造船が建造されていて、その工程をみることができます。
たとえば、
市内の平潟港でみた廃船もFRP製でした。
というわけで、貴重な映像のはずです。
漁船ではないんだけど、
ときどき追ってみましょうか。

現物を見に行こうかと粋狂な人も、それほどヒマじゃないと冷静な人も
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ハンドピック

2006-10-13 | ひと


福島県は阿武隈の山間、飯舘村にある「椏久里」というコーヒー屋さん。
No.2305の1年後、再訪したさいに撮影させてもらいました。

マスターがおこなっているのは「ハンドピック」。
工程は2回で、その名のとおり手作業です。
まず生豆で、未熟粒や虫食いの豆などを取り除きます。
さらに焙煎後、焦げた粒や焼けてない豆を取り除きます。
これによって、すっきりとした味わいに磨きがかかり、
ほんとうに香り高い美味しいコーヒー豆がそろうのです。
と、
ここまでは大抵の人が知ってるかもしれません。

産地や豆の種類にもよるそうですが、
5%から、多いものだと10%以上もはじかれるそうです。
と、
ここまでも知っている人はいるかもしれません。

で、
取り除いた豆はどうするのですか?
じつは、
まとめて焙煎して、畑にまいているそうです。
いわゆる炭の効果と、ニオイによる虫除けも期待しているとか。

というようなことまでは書いてないと思うけど、
お店のくわしい案内は、こちらへ。
コーヒーは通販でも買えます。

交通の便はよくないし、人口だって少ない村で・・・
一度といわず足を運んでみる価値あり!です。(きっぱり)

コーヒーにうるさいこだわりの人も、焦げた鍋の底を洗った水とのちがいがわからないという大らかな人も
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ロケ地に看板

2006-10-12 | まち


こちらでちょっと触れましたが、
いま全国で映画「フラガール」が絶賛公開中。
写真は、こちらでも紹介したロケ地です。こんど
それを説明する案内板が設置されました。

ちなみに、
「産業遺産」の掘り起こしについて、うちの母ちゃんが
先ごろの市議会で取り上げています → こちら

もう映画を観た人も、まだの人も、
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ハサ作り

2006-10-11 | 神没鬼出


ちょうど1年前の「はさがけ」の写真に、しばらんさんから次のようなコメントをいただいたままで、

> きれい!
初めて見ました。けど、実に合理的。文句なしに綺麗ですよね!
ところで、一番下の段、どうやって地面から離してるんでしょう?
考えてたら眠れなくなりそう・・・。


これが気になっちゃって、この1年間というもの、
じつによく寝ました(^^;
というわけで、
このたび、種明かしの取材を敢行しました。
自分だって稲刈りの真っ最中なんだけど、
重なる時期でないと撮れない写真なわけで。

でかけた先は、福島県の川俣町あたりかな。

まず棒を立てて、


そこに支えをくくりつけて、


稲束は引っかけるんじゃなくて、ただ重ねるだけ。


みごとに地面から離れていて、


さらに途中に、稲束を浮かす支えもくくりつけます。



よく調べたとお褒めをいただき、そして
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とっておき

2006-10-10 | 北海道から

(たまっている話題を押しのけて、まだ北海道)

ふりかえれば北の彷徨は30回ちかくを数えます。
(数えたことも正確な記憶もないけど)
そして毎回、
野宿なども重ねながら数日間、道内各地を走り回っています。
北海道に住んでいる人だって、そんな時間を費やしている人は多くないでしょ。
ちなみに、
今回お世話になった福島町の民宿のおかみさんも
「礼文島には行ったことがない」って言ってたし、
私だって、
茨城県内や関東地方をそんなふうにめぐったことはないし。

「もう北海道は隅々まで知ってるんじゃないですか」
と聞かれることがあるんだけど、決まって
「隅々知っています」と答えています。
そうなんです。(自慢)
北海道の海岸線沿いの主要道は、ただ一ヶ所を除き、
基本的には全週を走破してきました。
その唯一、未踏の海岸線が、
渡島半島の東側(亀田半島)でした。
これからも、ずっと寄らない場所として大切にしておくんだなんて、無意味に粋がっていたりもしていました。

ところが今回、その亀田半島はこちらとかこちらとかこちらとか、そしてこちらとかあっさりと巡ってしまいました。

話は古くなるけど、
友人と二人で彷徨したときのことです。忘れもしません、1991年8月。
ラジオもつけないで車を走らせてたんだけど、たまたま立ち寄った襟裳岬のお土産屋さんで流れていたニュースが、ソ連でのクーデター騒ぎ。
それからラジオをつけて道内をうろうろしているうち、数日後には一件落着。
いわば世界が激動している瞬間、お気楽にも下記のとおり温泉三昧で過ごしたという、なんとも脳天気なタイミング。小気味いいことこの上なしでした。

その夏は、
4日くらいの間に、道東を中心に30数カ所の温泉をはしごしたのでした。
たとえば、
「北の国から」以降、芋洗いみたいになっている十勝岳の「吹上温泉」も今のようには整備されていませんでした。
旭岳の中腹にあった「天女の湯」は、旭岳ロープウェイがリニューアルされる前にあった中継駅「天女ヶ原」のちかくで、もう行くこともないだろうなぁ。
りっぱな施設が建っているこちらとかこちらなどは、たしか森やヤブの中に勝手に温泉が湧いてるだけの場所だったはず。
川北温泉を探すつもりで到達できたのが薫別温泉だったという結果オーライ。
その年には、カラマツの湯は探したけど行き着けなかったなぁ。
と、
キリがないのでおしまいにするけど、とにかく
北海道といえば無料・露天の温泉です。(きっぱり)

というような、
北の塗りつぶし彷徨者が、
気にはなりつつも行くことはないと決めていたのが、
亀田半島の突端にある「水無海浜温泉」だったんだけど、
それが上の写真。あっさり行ってきちゃいました。
長くなるので説明は省略します。
って十分すぎるほど長かったよね。(多謝)

しょうもない自慢話に最後までつきあってくれたついでに、
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根こそぎ

2006-10-09 | 自然


強い雨と風は、うちにも影響を及ぼしました。の、
つづきというか、もう一題。

1ポット100円で特売をしていた小さな苗木を植えたのは15年ほど前です。
高さ4m以上にも育っていたゴールドクレストが倒されてしまいました。

ちょっと検索してみたら、こちらこちらが見つかりました。
そういえば並木に植えたんだっけ。(みんななくなっちゃった)

調べたら挿し木で増えることを知ったんだけど、そんなこと知ってたという人も、知らなかったという人も
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通行止め

2006-10-07 | 神没鬼出


きのうの強い雨と風は、うちにも影響を及ぼしました。
いえ、
稲刈りができないなんてのは大したことない。(こらこら)

水戸市のほうへ出かけた次女が、JRの列車が動かないとかで夜中まで帰ってこれませんでした。

そして写真。
昨夜、大子町からの帰り道です。
土砂崩れで全面通行止め!
迂回を余儀なくされました。

山道でのハプニングに同情する人も、いい気味だと突き放す人も、
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ズラリ100号

2006-10-06 | 神没鬼出


おととい刈った分のモミすりを済ませ、雨天をいいことに、
夕方、アイガモの配達を兼ねて芸術鑑賞に行ってきました。
100号の日展入選作がズラリと並ぶ「武石絹枝絵画展」。
こちらこちらなどで紹介した大子町の「街かど美術館」です。
(つづく)

というわけで、
きょう予定・予告の米の発送は延期いたしました。(多謝)

「いそがしい」という字。「心を亡くす」でなく、「心が豊か」って書きたい今日このごろ(きっこのブログ風)だけど、
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販売開始

2006-10-05 | 野良から


毎週「野菜だより」は欠かさず発行しているのですが、
メルマガ配信もWebへのUPも追いついていません。
下記は、
きょう9月5日発行の「野菜だより」No.803から転載。

 雨の合間を縫うようにして稲刈りをしています。
 一昨日のこと、田んぼで刈り取り作業を終わったときには夜も8時ちかくでした。
 モミが詰まった袋をアゼまで持ち出す手間が惜しくて、田んぼの中に落としておき、全部終わった後に、軽トラックで拾い集めるつもりでした。ぬかるんではいなかったけど、地面は柔らかくて、少し心配しましたが、なんとか走れそうでした。
 と、甘く見たのは、疲れゆえの希望的観測でした。田んぼの中まで軽トラを乗りつけ、十数袋のモミを積んで、いざっ。と思ったら、案の定というべきか、スリップして走れません。
 結局、全部おろして、アゼ道まで担いで持ち出したのでした。で、荷台は空っぽになったものの、すでに一人では脱出は不可能でした。
 コンバインで引っ張ろうにも、ロープがありません。幸い家から近い田んぼだったので、助っ人を呼びに戻ったのでした。母ちゃんと高1の次女と小6の次男、これだけそろえれば何とかなります。
 車の運転は次女にまかせました。もちろん初体験。ギアを入れて、クラッチのつなぎ方とアクセルの踏み込み方を教えます。後ろから3人で押して、
 「よし行くぞ、せ~の!」
 無事に動き出した軽トラは、そのまま次女の運転で田んぼの中をぐるっとまわってアゼ道まで。モミを積み直して、お疲れさん。私はコンバインを自走させて、暗い道を帰って一件落着。
 ・・・のはずだったのに、
 あろうことか今度はコンバインが道の真ん中で燃料切れです。軽トラはずっと向こうまで行ってしまっていて、呼んでも聞こえず、再び家まで歩くはめになったのでした。
 買い置きの軽油を持参して補給。エア抜きをしないでも、すぐにエンジンが始動してくれたのはラッキーでした。というのは負け惜しみだよね(^^;
 で、乾燥機にモミを投入して、今度こそ作業終了。時計は9時をまわっていました。もう本当に、心おきなく、
 「くたびれたぁ!」
 と、声を出すことができる一席でした、とさ。
 おそまつ。


あ、
上の写真は、この紙面に使ったもの。
次のような説明を添えました。

子どもたちにも、自らの存在意義を十二分に実感できる機会を用意してやっている配慮深い親なのさ。(えへん)

あきれる人も、あこがれる人も、
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というわけで、ようやく
2006年産の米の販売
を、
つつしんで開始させていただきます。
いっさい農薬も化学肥料も使わないで栽培したコシヒカリです。
ネット直売店は → こちら

予約注文いただいてる方には、
遅くなって申し訳ありません。
あした発送作業をいたします。

行き止まり

2006-10-03 | 北海道から

(稲刈り再開でくたびれてしまったので、つづけて北海道06です)

椴法華村のはずれの海岸です。
(あ、No.2295でも出てきたけど、トドホッケ村と読みます)
行き止まりの道に車をおいて、防波堤を越えて歩いてみました。
ちょっと有名な温泉があるはずなんだけど、場所をまちがえた。
撮影地点はこの辺。リンク先では、縮尺率を変えてお楽しみください(^^;

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廃 校

2006-10-02 | 北海道から

(すいませんねぇ、北海道06です)

海沿いの小さなまちを見下ろす崖の上に
体育館のようなものがちらっと見えたので、
せまくて急な坂道を上っていったら…

廃校となった小学校でした。
小さな体育館と小さな校庭と、
そして写真のような建物があって、
あ、(念のため)
写真が歪んでるんじゃなて、丸~い建物でした。

地方からだんだん人がいなくなって
子どもがどんどん少なくなって
「効率」のいい国づくりがすすんで

撮影地点はこの辺で、8月10日。

あ、
上の写真の左下に写っている変なガキはお気にとめなくて結構です。
(じゃまだっつうの!)

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